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2015年5月31日日曜日

May 2015


■2015年5月オススメ

今月はちょっとバタバタしていて時間がないので少ない枚数で簡単な紹介だけ。

・禁断の多数決 /今夜はブギウギナイト2015EP


最近は横浜PPP周りとの活動が目立つ富山在住の女性ラッパーNOPPAL氏をフューチャーした表題曲が最高です。リミックスも良いですが、オリジナルのsmooth rapバージョンが一番好きです。表題曲以外の曲もナイスでスムース。





・Snoop Dogg / BUSH


Pharrell全面プロデュースという黄金タッグでの1枚。Snoopの作品というよりはサウンド的に最近のPharrellワークスの流れをかなり受け継いでますが、良いもんは良いです。今年の夏はスヌープで決まり☆





・EMI MARIA / EUPHORIA


結婚、出産を経てからの1作目。EMI MARIAといえばコーラスワークが相変わらず素晴らしいですが、何といっても今作はサウンド面が圧倒的にかっこいいです。NAOtheLAIZA氏恐るべし。日本のR&B最先端。





・cero / Obscure Ride


先行シングル2枚とリード曲「Summer Soul」のMVで期待が高まっていた今月イチの待望の一枚。各曲の歌詞、というかceroの場合はそれがアルバム全体のコンセプトになりますが、それは色々なインタビューとかで補完してもらうとして、グルーヴィーでメロウでソウルフルでアフロで、、、あらゆる要素が心地よく鳴るサウンドが最高です。
勢いのある邦楽グッドミュージック界隈の中で頭一つ抜けている存在です。





・Idesia / Golden Dreams


LA発の4ピースバンドのデビュー作。タワレコの試聴機で再生して10秒で心を掴まれました。レーベルを確認すると、ソウルミュージックにおいて安心と信頼のSweet Soul Records。圧倒的なグルーヴが最高でもうそれ以外に言うこと無いです。





まだ今月発売でチェックできていないものも色々ありますが、それは追って加筆します。

自分自身の音楽活動も色々動きがあるのでそれも公開タイミングで(時間に余裕があれば)別途書きます。テーマは「グッドミュージック」。



2015年4月29日水曜日

Apr 2015

 ■2015年4月オススメ

・Awesome City Club / Awesome City Tracks


2015年最注目バンドのメジャーデビュー盤。これまでYouTubeやSoundCloudで楽曲を公開してきましたが、今回のアルバム用にmabanua氏(特典のLesson mabanua remixは今年のベストトラック級!)をプロデューサーに迎えて全体的にかなりビルドアップされてます。全曲最高です。
あとメンバー集めの際にルックスの良い女性メンバーを2人という条件を設定していただけあってビジュアル面で華があります。羨ましい。





・Suchmos / Essence


横浜出身のスケーター4人組バンドの1st EP。あまり良く知らないままタワレコの試聴機で発見しました。良い意味で最近のインディーバンドの流行をど真ん中で行ってるような、ブラックミュージックエッセンスを取り込んだアーバンサウンドです。本作が初の音源ということで、これから注目していきます。





・LUCKY TAPES / Touch!


ソロ/ビートメイカーとしても注目のKai Takahashi氏擁する注目バンドの7インチシングル。A面もB面も本当に素晴らしくて最高の一言に尽きます。さらに同梱されるCDには7インチ収録の2曲に加え、表題曲のAvec Avec remixが収録されていて、こちらもAvec Avec節全開で素晴らしい出来です。
Kai Takahashi氏と言えば、大天使・仮谷せいら氏の1st EPでも2曲アレンジを担当すると発表されていましたが、こちらもかなり注目です。





・PUSHIM×韻シスト / Don't stop


日本のヒップホップシーンが誇る打率10割バンド、韻シストのタワレコ限定コラボ企画の第2弾。前回のCharaとのコラボでもそうですが、カップリングの韻シスト単体の曲がむちゃくちゃ良くて、全曲最高の出来です。
日本のヒップホップシーンの中で、昨今の日本のインディーポップシーンの隆盛にグッドミュージックという観点で戦えるのは韻シストくらいなのではないかと思います。





・V.A. / On and On - 1Ø1


フランスのヒップホップバンド「Hocus Pocus」のフロントマン、20syl主催レーベルからのコンピレーションアルバム。日本からもGreen Butter(Budamunk & Mabuana)、OvallのShingo Suzukiが参加しています。
 インスト中心で23曲合計86分のボリュームですが、展開がある曲が多くて飽きること無くスムースに聴けて、気付いたら1周してます。ビートミュージック好きは必聴です。
最近の勉強中のBGMとしてかなりヘビロテ中です。





・Toro Y Moi / What For?


Toro Y Moiの最新作。別名義「Les Sins」で最近リリースしたばかりですが、Toro Y Moi名義では2年振りです。前作のエレクトロ/アンビエントR&B感とは打って変わって、今回はインディーロック感の強いポップミュージックです。Toro Y Moiは別名義を含めてアルバム毎に色々なサウンドを打ち出してきていて、「この人はこういうサウンド」という期待感ではなく、「この人は次にどんなサウンドを作るのか」という方向での期待が常にある気がします。そしてどのサウンドでも良いアルバムを作っていて天才だなと思いました。(小並感)





・Madeon / Adventure


フランスのエレクトロシーンの注目若手(20歳!)プロデューサーの1stアルバム。
 フロア向けのアガるトラックもありますが、ベッドルームミュージックなトラックも素晴らしくそのバランスがアルバムとしての完成度の肝だと思います。アルバムの後半でじっくり増していくエモみが最高なのでアルバムを通して聴くことをオススメします。





とりあえず以上。後追いで何かあれば随時追加します。


2015年3月28日土曜日

Mar 2015

 ■2015年3月オススメアルバム

・The Tuxedo / Tuxedo


今月の最重要盤にしてここ数年のブギー、ディスコブームの集大成といえるアルバムではないでしょうか。Twitterでフォローしている方々の間でも大絶賛でした。聴くまでもなく最高に決まっていますが、ちゃんと聴いた上で改めて言います。最高です。時期によってハマる音楽は結構変わったりしますが、ディスコはいつ聴いても好きだなと思います。
酒を飲みながら大音量で聴いて一生踊っていたいですね。





・ザ・なつやすみバンド / パラード


今月の注目邦楽バンド枠は、ザ・なつやすみバンド。本作でメジャーデビューということですが自主制作時代と何ら変わらず、ちょうどいい愉快さが最高です。
「毎日が夏休みだったらいいのになぁ」のフレーズでお馴染みのフリーダウンロードシングル「S.S.W」もアルバム用に新バージョンで収録されていて、オリジナルよりちょっとファンキーになっていてナイスです。
春先の暖かい日に鴨川沿いで聴きながら一生ビールを飲んでいたいです。





・lyrical school / SPOT


特に熱心なヘッズ(リリスクのオタクの呼称)というわけではありませんが、前作が傑作だったので本作も今月の注目アルバムの1つでした。結論から言うと、今作もアルバム1枚を通してストーリーがあるような構成でとても良かったです。曲単位では1曲目のALI- KICKさんプロデュースの曲が日本語ラップクラシックの引用が多くニヤリとさせられました。メンバーでは終始minanさんが素晴らしく、ソロのプロデュースをしたいと思いました。タワレコには毎月結構な金を落としてるので、Tパレさんお願いします!





・(((さらうんど))) / See you, Blue


こちらも発売を心待ちにしていた3月の注目作。過去2作も最高でしたが、これこそ最高傑作です。インタビューを読むと、これまで拘っていた「ポップス」にとらわれなくなったということですが、より自由で洗練された感じになったという印象です。一般的なイメージとは違うかもしれませんが、自分にとってはポップスとは洗練されたグッドミュージックのことなので、まさしく(((さらうんど))のサウンドはど真ん中です。そんなポップスのアルバム(もしくはEP)はいつか作ってみたいなと日々妄想しているところです。妄想だけで終わらないようにしたい所存です。





・ARDBECK / BLUE


全くのノーチェックでしたが、タワレコで試聴してすぐに「大好物のやつだ!」と思いました。程よいキャッチーさでむちゃくちゃかっこいいエレクトロ・ダンスミュージックです。ライブには絶対行きたいなと思って調べたら5月末に大阪に来るそうなので絶対行きたいと思います。
なんだかんだでこれまで知らなかったアーティストを知るのはインターネットよりもタワレコの試聴機が多い気がするので、やはり店舗で掘るのは大事だなと思うし、イケてるアーティストを見つけられて幸せです。





・LLLL / Faithful


こちらも全くのノーチェックでしたが、タワレコの試聴機で出会いました。ARDBECKよりはドープで重厚なエレクトロといった感じですが、ゲストボーカル陣が良いバランス感で聴きやすいと思います。
ARDBECKもそうですが、シューゲイザーとチルウェイブを取り入れたようなエレクトロ系のダンスミュージックの時代がかなり来てる気がします。どちらも日本人がやっているところがアツいです。





・Yumi Zouma / The Complete EP Collection 2014-2015


1曲目の最初の1秒からもうナイス・シティーポップ全開で素晴らしいです。ニュージーランド出身の3人組ユニットということです。昨年と今年にそれぞれEPを出していて、それを日本限定盤として1枚のCDにコンパイルしたのが本作ですが、普通に1枚のアルバムとして聴けるのが良いです。 シティーでドリーミーで言うことなしです。





・関口シンゴ / Brilliant


活動休止中のOvallのギタリストである関口シンゴ氏のソロアルバム。Ovallに通じる洗練されたメロウネスとスムースさがありアルバム1枚を通して心地よく聴けます。 Ovallはメンバーみなさんがそれぞれソロでアーティストやプロデューサーとして活躍していて素晴らしいと思います。そんなOvallのドラマー(最近のプロデュースワークの外れなさが凄いことは別に記事にていずれ…)のmabanua氏を客演に迎えた「Everyday I Feel Your Heart」が至高です。



・ Oii / Sakura Sunlight

全楽器の演奏から打ち込みまで行うマルチプレイヤーのOii氏のアルバム。生楽器と打ち込みのミックス具合とか、オケは生楽器主体の曲だけどボーカルはAutotuneをしっかりめにかけていたりとか、その絶妙なバランス感覚がとても好みです。グッドミュージックを突き詰めるとこうなる、と言うに相応しい個人的にリファレンスにしたいアルバムです。





3月は今回紹介したアルバム以外にも本当にフィジカルの良作が多過ぎてサンクラやミクステを全然追えなかったです。4月も注目リリースが多いので楽しみです。
ミクステはTinasheくらいしかチェックできてないですが、相変わらずビートのチョイスが良かったです。それ以外は時間を見つけてアボかどさんのブログをチェックしときます。

それと、私事ですが、3月はかなへびライブというイベントにビートバトルで出場して優勝しました。ビートが一番良かったかはわかりませんが、気合いを入れて約10日で全てバトル用に書き下ろしたし、ステージ上でのバイブスは一番だったと思います。
おかげで嬉しいオファーとかも頂いたりしたし、どんどん表立った動きを見せていきたいなという所存です。


以上!!!

2015年2月28日土曜日

Feb 2015

■2015年2月オススメアルバム

・CICADA / BED ROOM


どこでどう知ったかあんまり覚えてませんが、 去年から個人的に邦楽インディーバンドブームが続いてまして、その流れで見つけた気がします。 CICADA。
CICADAの魅力はボーカル・城戸さんの歌声がいいのは大前提としてあるんですが、トラックが最高なところだと思います。バンドなので生音が主軸としてあるものの、サンプルの切り 貼りとかも結構やっててDTM時代以降のバンドという感じです。今年の邦楽アルバム暫定1位です。
YouTubeにMVも2曲上がっていますが、アルバムに収録されているものはYouTube版からトラックが微妙にアップデートされているので、気に入ったらCDを買いましょう。 
この前Shiggy Jr.のライブをようやく観れたので、今ライブに行きたいバンドNo.1なので関西でのライブもどんどんやって欲しいです。この前リリースツアーで堀江のvijonでライブがあったんですが、平日だったので当然行けず。。。
これからどんどん売れて地方ライブが増えることを信じてます。








・思い出野郎Aチーム / WEEKEND SOUL BAND


 多摩美術大学で結成されたというソウルバンドの1stアルバム。軽快でファンキーでソウルフルで時にはメロウな演奏に癖のあり過ぎるボーカルが「男臭ぇ!」としか言いようが無く最高です。「週末はソウルバンド」という曲が、週末にソウルバンドをやっている男の彼女目線の曲なんですが、新しいエモさの形を作り出していて大変素晴らしいです。 ちょっと引用するとこんな感じです。

”久しぶりにデートしたかと思えばタワレコかユニオンだし 家賃を滞納しているのにCDとビールは買えるのね
続けてもいいから嘘は歌わないで 続けてもいいから嘘は歌わないで”

本アルバムはmabanua氏がプロディースということですが、mabanua氏といえば4月に発売予定のAwesome City Clubの1stアルバムもプロデュースしていてこちらも期待度でいえば今年No.1級です。
そ ういえば、思い出野郎Aチームのメンバーの方々のことは全然知らないんですが、CDを購入してクレジットをみて、バリトンサックス担当の増田薫さんが3、4年前にTwitterでフォローされて何をしている人なのか全く知らないまま「DJ団地妻」という名前の面白さだけでフォローを返してずっと相互フォローだった人だったことに気付いてよくわからない興奮を感じました。







・All We Are / All We Are


適当にiTunes Storeで新譜漁ってた時に見つけたアルバム。チルくてソウルフルなサウンドが最高に心地よいです。
後から調べた情報によるとあまり詳細な情報はわかりませんでしたがリバプールで結成されたノルウェイ、アイルランド、ブラジル出身の3人組の新人バンドということです。
メインで聴くようなジャンルでは無くてもたまにツボにハマるアルバムが見つかるので音楽を掘るのは楽しいし、良い音楽は無限にあるなと思います。








・starRo / Emotion



日本人にしてLAのSoulection所属のビートメイカー、starRoさん初のフィジカル盤で、CDは3月発売ですがbandcampでは既に発売しているので2月扱いということで。
Janetの「Any Time, Any Place」のリミックスで一躍有名になりましたが、個人的に最も食らったのはKendrick Lamerの「Bitch Don't Kill My Vibe」のリミックスでした。
本作もお得意のスムースでメロウなフューチャーソウル全開の快作です。
世界的にかなり流行ってるフューチャー系のビートですが、邦楽シーンでは全然流行っていない気がするのでちょっと寂しいですね。w-inds.あたりがフューチャーソウル全開のアルバムを作ったらむちゃくちゃ良いアルバムが出来そうな気がします。あと日本語ラップシーンの云々、、(という話は長くなるので割愛)







・Especia / Primera



大阪のガールズグループEspeciaのメジャーデビュー作。
1曲目がリーダー冨永さんのメジャーに行くにあたっての思いとかを語るところからスタートするんですが、先行で公開されてたMVだけの演出だと思ってたら音源にも入っていてちょっと驚きました。そういう演出もあって1曲目が9分45秒もあるという。。。メジャー一発目ということで文脈上アリなのかもしれませんが、単純に1枚のアルバムとしてみると要らない曲のように感じました。その辺を考えてなのかはわかりませんが2曲目がインタールードになっていて、アルバムとしての実質のイントロとして捉えると後の流れは殆ど完璧だと思います。
元々生楽器を多用していましたが前半の曲はドラムまで生になっていたり、コーラスワークのスキルアップが顕著で、もともと殆ど楽曲にハズレはないグループでしたが、更にレベルが上がっているなと思いました。あんまりライブには行かなくなりましたがバンド編成で関西でやる時はまた行きたいなと思います。ともあれこれからも期待のグループです。






2015年1月31日土曜日

Jan 2015



唐突に1月のオススメ盤の紹介をします。



■ 2014年1月オススメトラック

・入江陽 / やけど [feat. OMSB (SIMI LAB)]


シンガーソングライター/映画音楽家の入江陽さんのニューアルバム「仕事」からの1曲目。大谷能生氏がアルバム全体をプロデュースしてます。
年始早々TwitterのTLでこのMVが流れてきて、トラックのかっこよさにやられてその場でiTunesで購入しました。2015年最初のアルバム購入であり、1月のオススメ盤のひとつでもあります。
まずこの曲はトラックが単純にむちゃくちゃかっこいいんですが、特筆すべきはOMSB氏のラップへの導入部分からラップパートのトラックの展開が素晴らしいという点です。更にそれに乗るOMSB氏のラップの佇まい。完璧だと思います。
個人的にはラップの好みでいうとテクニックやスキルを表現する為のラップよりも良い曲を作るための要素/歌唱法としてのラップが好きなので(と、ここからラップ論を書き始めて脱線しすぎて収拾がつかなくなったので今回は割愛して)、とにかくヒップホップシーンからこういう良質なJ-POPに客演で呼ばれてイケてるバースをキックできるラッパーがどんどん出て来て欲しいと思います。




■ 2014年1月オススメアルバム

・入江陽 / 仕事

前述の通り1曲目から最高ですが、アルバムトータルでもとても良かったです。3曲目の「鎌倉」という曲(ナイスデュエット曲!)の客演で参加しているShiggy Jr.のボーカル、池田智子さんが他の曲でもガヤや台詞で登場していたのが気になりました。


・Negicco / Rice&Snow

新潟のアイドルグループ、Negiccoのニューアルバム。楽曲派()なのでアイドルとしての文脈はあまり詳しくわかりませんが、このアルバムが素晴らしいポップアルバムであることは漫然たる事実です。先行シングルもわりと買ったりしてましたが、シングル曲以外が素晴らしいです。 田島貴男氏、三浦康嗣氏、矢野博康氏、蓮沼執太氏などの編曲陣のチョイスがナイスです。が、Shiggy Jr.、Orland、スカートなどの若手バンドの器用もアガるポイントです。


・Moment / M O M E N T S

韓国出身のラッパーMomentの1stアルバム。ラップのスキルは言わずもがなですが、トラックのチョイスがかなり良いです。1曲目のChang Kowloonさんのトラックがとても好きです。
それにしても、本作含め過去のMixtape等でも歌モノのフックがある曲ではほぼクレジットに入っているC.Muligan(以前、Moment本人が日本人の従姉妹だとTwitterで言っていた記憶がありますが)、何者なんでしょう。


・Joey Bada$$ / B4.DA.$$

Joey Bada$$待望の1stということで皆さんチェックされていて大絶賛だと思うのでもう特に言うことないです。年末のJ.Coleといい、サンプリング主体の良いアルバムが続きますね。当たり前のようにラップが上手いんですが、トラックメイカー的には「Curry Chicken」という曲のドラムで部分的にだけ倍速になるところにやられました。


以上です。こんな感じで月末に余裕がある限りやっていきたいです。



p.s.(活動実績報告)
今月はbandcampのアカウントをつくりました。とりあえずアカウント作ったらbandcampさんが何かアップロードしろと催促してくるような画面がトップに表示されたので過去のリミックスのインストをまとめてアップロードしています。

Check it → https://hoshinokopro.bandcamp.com

あとは水曜日のカンパネラさんの「桃太郎」という曲のリミックスをしました。なかなか良い出来です。



2015年1月25日日曜日

Bandcamp


https://hoshinokopro.bandcamp.com/

今年はなんかまとまった作品を作りたいなという意志を込めてBandcampを始めました。
何にも音源をアップロードしないのもアレなので、Bandcampのアカウントを作った記念に、過去にリミックスで使ったトラック(インスト)をまとめて公開しました。ご自由にお使いください。


よし、やるぞー!!!

2014年12月30日火曜日

2014年好きなアルバム20選

2014年に出た好きなアルバム20枚です。フリーの音源とシングル、EPは対象から除いてます。
順番は順位に関係なく、iTunesに入ってた順です。コメントと関連動画など付きでどうぞ。




・Proviant Audio / Drift Days & Disco Nights
ノルウェーのディスコファンクユニット「Proviant Audio」の日本デビュー作。グループとしては2作目ということです。
基本は生音でディスコファンクですが、かなりHipHop的な色合いが強い曲とかもあって最高です。
同じノルウェー出身のLidoLidoが客演で参加しているという点もポイントです。LidoLidoと言えば、Lido名義で出したデビューEP「I Love You」が、立て続けのリミックス盤リリースも含めて最高でした。EPは対象外なので今回の選考には入れられないのが残念です。







・Pharrell Williams / G I R L
去年がプロデュースワークの当たり年で、(本人は乗り気じゃなかった説がありますが)その勢いのまま久しぶりのソロアルバム。とにかくポップミュージックとして洗練されているという印象を受けました。
例のハットとか、ユニクロとのコラボレーションとか、ファッション関係でも日本でも話題になったりしましたが、やはりプロデューサーとしてのファレルが最高だと思うので、色んなアーティストを招いてのプロデュースアルバムとか聴いてみたいですね。







・Jintana & Emeralds / Destiny
我らが一十三十一さんが参加しているということで気にはなりつつも実態がよくわからなかったバントがまさかのアルバムリリース。キャラ設定からアルバムの内容、ライブ構成に至るまで徹底した世界観で完璧にロックされました。
今年の夏に東京に行くタイミングで代官山UNITでPPP企画のイベントでリリースライブがあって勿論遊びに行きましたが、イベント通して本当に最高で、今年最も楽しかった瞬間のひとつでした。そんな思い出も込みでのランクインです。







・LIBRO / COMPLETED TUNING
こちらもまさかのアルバムリリース。とにかくスムースなサンプリングトラックにやられました。トラックが全曲良いです。「Mind tuner」は今年のベストトラックのひとつでした。
暫く聴いていなくてこの記事を書くタイミングでまた聴き直してみましたが、やっぱり良いなと思った次第です。







・吉田ヨウヘイGroup / Smart Citizen
テナーサックス、フルート、ファゴットとか管楽器が中心の珍しい編成のバンドで、普段余り聴かないタイプの音楽ですが、アコースティックな感じがとても好きです。
タワレコで普段聴かないような棚の試聴機を片っ端から聴いていくみたいなことを今年はよくやっていて、本当に全く知らなかったアーティストを知るという体験があって、吉田ヨウヘイGroupがその典型例でした。確か、梅田NU茶屋町のタワレコのグッドミュージックのコーナーに展開されていました。
よくよく考えると「吉田ヨウヘイGroup」って変なバンド名ですね。







・BASI / MELLOW
とにかく全打席でヒットを打ち続けるBASIさん及び韻シスト。本作ではラックはタイトル通りメロウでありながらトピックスやリリックがユーモラスでとても好きでした。
韻シストでは何といってもCharaさんとの「I don't know」が最高でした。が、EPなのでそちらは選考対象外。
BASIさんのライブも韻シストのライブも曲やパフォーマンスが素晴らしいのは勿論のこと、MCが面白くて好きです。







・Anushka / Broken Circuit
こちらも確かタワレコのタワレコメンコーナーで試聴して気に入ってというパターンのイギリスの男女2人組。
まずトラックが好きなのと、ヴィクトリア・ポートのシルキーな歌声がたまらなく最高です。
プロデューサーと女性シンガーのデュオというのは死ぬまでに一度はやってみたいことのひとつです。







・w-inds. / Timeless
今年最も(良い意味で)期待を裏切られたアルバムがこちら。w-inds.というグループの存在は勿論何年も前から知っていましたが、ろくに音楽を聴いたことはありませんでした。それがエリック・ベネイの「­Sometimes I Cry」のカバーをYouTubeで聴いて、「おっ」と思い、リード曲の「Make you mine」でやられました。
で、すぐにiTunesでアルバムを購入してみたんですが、本当に全曲クオリティが高くて驚きました。
そのときにw-inds.のことを少し調べたらリードボーカルの橘さんが松浦亜弥さんと結婚していると知りさらに驚きました。最近になって第一子も産まれたそうで。おめでとうございます!







・stillichimiya / 死んだらどうなる
こんなに楽しそうに作ったのが伝わってくるアルバムもそうないと思います。
「ズントコ節」の衝撃、ひたすら最低な「生でどう?」、「めっちゃええやん」のよくわからない良さ、流行のジャジークラブを取り入れているのに全然いつも通りな調子なのが最高な「竹の子」、ちょいちょい挟んでくるCMなどとにかく情報量の多さとくだらなさが最高です。







・SANABAGUN / Son of a Gun
今年サブカル界隈で大躍進したShiggy Jr.のドラムの諸石さんがTwitterで紹介していたHipHopバンド。Shiggy Jr.の自主企画のイベントでも呼んでましたね。
聴いてみるとジャジーでグルーヴィーなトラックが心地よく、気に入りました。まだ粗さがあるところも良しです。
バンドなので是非ライブを観たいところですが、関西に来ることはあるのでしょうか・・・







・EMERALD / Nostalgical Parade
こちらも確かタワレコメンコーナーで耳にして気に入ったパターン。とにかくサウンドがとても耳触りが良くて永遠に聴いていられます。ミックスもドラムの抜けが良くて非常に好みです。
何曲かポエトリーリーディングを取り入れている曲もあって面白かったです。日本のバンドでは今年一番聴いたと思います。







・YUKI / FLY
先行シングルの「誰でもロンリー」にSeihoさんのリミックスが収録されるということで買ってみたら原曲(give me wallets作曲)も超良くて、アルバムも買ったら最高でした。 作家陣が間違いなくてサウンド的に好みなのは勿論ありますが、ボーカリストとしてのYUKIさん、本当に素晴らしいですね。(今更)







・ikkubaru / Amusement Park
インドネシアのバンドの1stアルバム。なんとなくマルチネ勢のTLで目にしてて、マルチネからEPを出した時に初めてちゃんとした聴いたような感じだったと思います。 リーダーが山下達郎とかのJ-POPが好きということらしいですが、確かikkubaruを知ったちょっと後くらいにHoneybeaTというインドネシアのバンドを知って、こちらもナイス・シティポップだったのでインドネシア、アツいなと思った記憶があります。(向こうでは日本の音楽を踏襲した「J-INDO」というジャンルが確立されているらしいです。)
本アルバムのMVが無かったので動画はマルチネから出たEPの方の収録曲のMVです。







・Prince / Art Official Age
殿下、久しぶりのアルバム。単純にクソかっこいいのは勿論ですが、レジェンド級の人でありながら今の音を消化して自分のスタイルに落とし込んでいる姿勢は本当に最高です。
2曲目の「Clouds」は問答無用で堪らなくかっこいいし、「Breakfast Can Wait」はセクシーで最高で、これだけ多彩な楽曲群が違和感なく通してアルバムとして聴けるところも素晴らしいです。ジャンルにとらわれない、ただただ良いアルバムというのは自分の中では結構理想的です。







・Soulperfreesia / Amalgamation
UKネオソウルのプロデューサー「Soulpersona」とUKの女性シンガー「Princess Freesia」がコンビを組んで出したアルバム。 俺達が好きなキラキラした80sソウル、ディスコ、ダンスクラシックが詰まった傑作で、もう全曲最高です。
このアルバムを延々リピートして踊るイベントがあったら絶対行きます。







・Tinashe / Aquarius
今年大躍進のTinashe嬢の1stアルバム。米国のメインストリームっぽいR&Bってそんなに聴かないんですが、そんな中でしっくりきたのがこのアルバムでした。 個人的にはA$AP ROCKY 客演の「Pretend」のトラックにやられたのと、「2 On」は好きなビートメイカーが結構リミックスをしていて、どれも良かったです。
あと、アルバムには関係ないですが、露出度高めなファッション含めあのイケイケな感じのルックスやキレッキレのダンスも最高だと思います。







・Marter / Songs of Four Seasons
JazzySportからMARTER氏の二作目。ただひたすら心地よい極上のグルーヴミュージック。「オマエもこの気持良さやられちまいな」2014年決定版といった感じです。
メロウで上品な上ネタが展開しいくのにビートはとてつもなくシンプルなループ、という構成の曲が大好きなのでそういった意味でもドンピシャでした。確か、どこかのインタビューでドラムはMASCHINEで組んでいると言っていた記憶があります。







・水曜日のカンパネラ / 私を鬼ヶ島に連れてって
アートワーク、歌詞、MVととにかくむちゃくちゃですが、トラックはかっこいいし、滑舌があまり良くないラップも聴いているうちにどんどんはまっていく中毒性があるし、もうこれは危険ドラッグです。
このアルバムでの個人的なツボは「エンゲル」のドラムがずっとドラムンベースできてて最後に超古典ドラムブレイク「Synthetic Substitution」使いになるところと「ドラキュラ」のかわいさです。
去年のりんご音楽祭に遊びに行ったときには全然存在を知らなくてライブは観れなかったのですが、今年ようやくライブを観ることができて、コムアイさん演出や仕草がいちいち面白くてキュートで完全に好きになりました。







・Pomo / The Other Day
HW&W Recordings所属のカナダのビートメイカー「Pomo」のデビュー作。シャレオツでアーバンなエレクトロビートがドストライクです。サンクラでリミックスも沢山発表していて、その流れで知ってちょうどいいタイミングでまとまった作品が出てくれて一気に自分の中でマストチェックなビートメイカーのひとりになりました。サンクラで全曲試聴できるのでそちらも是非。
AlunaGeorgeのSupernatural Remixesにも参加していてそちらもかっこ良かったです。







・Flight Facilities / Down to Earth
オーストラリアのエレクトロユニット「Flight Facilities」の1stアルバム。シドニーの注目レーベルFuture Classicからのリリースです。ひたすらスムースなので作業用BGMとしてエンドレスリピートにも向いてると思います。
本作収録曲の「Two Bodies feat. Emma Louise」は最初のProviant Audioのアルバムにも参加していたLidoのリミックスも発表されていました。
と、綺麗に最初に繋がったところでちょうど20枚に達したのでこれにて終了です。







最後まで読んで頂いた方はありがとうございました。