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2015年2月28日土曜日

Feb 2015

■2015年2月オススメアルバム

・CICADA / BED ROOM


どこでどう知ったかあんまり覚えてませんが、 去年から個人的に邦楽インディーバンドブームが続いてまして、その流れで見つけた気がします。 CICADA。
CICADAの魅力はボーカル・城戸さんの歌声がいいのは大前提としてあるんですが、トラックが最高なところだと思います。バンドなので生音が主軸としてあるものの、サンプルの切り 貼りとかも結構やっててDTM時代以降のバンドという感じです。今年の邦楽アルバム暫定1位です。
YouTubeにMVも2曲上がっていますが、アルバムに収録されているものはYouTube版からトラックが微妙にアップデートされているので、気に入ったらCDを買いましょう。 
この前Shiggy Jr.のライブをようやく観れたので、今ライブに行きたいバンドNo.1なので関西でのライブもどんどんやって欲しいです。この前リリースツアーで堀江のvijonでライブがあったんですが、平日だったので当然行けず。。。
これからどんどん売れて地方ライブが増えることを信じてます。








・思い出野郎Aチーム / WEEKEND SOUL BAND


 多摩美術大学で結成されたというソウルバンドの1stアルバム。軽快でファンキーでソウルフルで時にはメロウな演奏に癖のあり過ぎるボーカルが「男臭ぇ!」としか言いようが無く最高です。「週末はソウルバンド」という曲が、週末にソウルバンドをやっている男の彼女目線の曲なんですが、新しいエモさの形を作り出していて大変素晴らしいです。 ちょっと引用するとこんな感じです。

”久しぶりにデートしたかと思えばタワレコかユニオンだし 家賃を滞納しているのにCDとビールは買えるのね
続けてもいいから嘘は歌わないで 続けてもいいから嘘は歌わないで”

本アルバムはmabanua氏がプロディースということですが、mabanua氏といえば4月に発売予定のAwesome City Clubの1stアルバムもプロデュースしていてこちらも期待度でいえば今年No.1級です。
そ ういえば、思い出野郎Aチームのメンバーの方々のことは全然知らないんですが、CDを購入してクレジットをみて、バリトンサックス担当の増田薫さんが3、4年前にTwitterでフォローされて何をしている人なのか全く知らないまま「DJ団地妻」という名前の面白さだけでフォローを返してずっと相互フォローだった人だったことに気付いてよくわからない興奮を感じました。







・All We Are / All We Are


適当にiTunes Storeで新譜漁ってた時に見つけたアルバム。チルくてソウルフルなサウンドが最高に心地よいです。
後から調べた情報によるとあまり詳細な情報はわかりませんでしたがリバプールで結成されたノルウェイ、アイルランド、ブラジル出身の3人組の新人バンドということです。
メインで聴くようなジャンルでは無くてもたまにツボにハマるアルバムが見つかるので音楽を掘るのは楽しいし、良い音楽は無限にあるなと思います。








・starRo / Emotion



日本人にしてLAのSoulection所属のビートメイカー、starRoさん初のフィジカル盤で、CDは3月発売ですがbandcampでは既に発売しているので2月扱いということで。
Janetの「Any Time, Any Place」のリミックスで一躍有名になりましたが、個人的に最も食らったのはKendrick Lamerの「Bitch Don't Kill My Vibe」のリミックスでした。
本作もお得意のスムースでメロウなフューチャーソウル全開の快作です。
世界的にかなり流行ってるフューチャー系のビートですが、邦楽シーンでは全然流行っていない気がするのでちょっと寂しいですね。w-inds.あたりがフューチャーソウル全開のアルバムを作ったらむちゃくちゃ良いアルバムが出来そうな気がします。あと日本語ラップシーンの云々、、(という話は長くなるので割愛)







・Especia / Primera



大阪のガールズグループEspeciaのメジャーデビュー作。
1曲目がリーダー冨永さんのメジャーに行くにあたっての思いとかを語るところからスタートするんですが、先行で公開されてたMVだけの演出だと思ってたら音源にも入っていてちょっと驚きました。そういう演出もあって1曲目が9分45秒もあるという。。。メジャー一発目ということで文脈上アリなのかもしれませんが、単純に1枚のアルバムとしてみると要らない曲のように感じました。その辺を考えてなのかはわかりませんが2曲目がインタールードになっていて、アルバムとしての実質のイントロとして捉えると後の流れは殆ど完璧だと思います。
元々生楽器を多用していましたが前半の曲はドラムまで生になっていたり、コーラスワークのスキルアップが顕著で、もともと殆ど楽曲にハズレはないグループでしたが、更にレベルが上がっているなと思いました。あんまりライブには行かなくなりましたがバンド編成で関西でやる時はまた行きたいなと思います。ともあれこれからも期待のグループです。






2015年1月31日土曜日

Jan 2015



唐突に1月のオススメ盤の紹介をします。



■ 2014年1月オススメトラック

・入江陽 / やけど [feat. OMSB (SIMI LAB)]


シンガーソングライター/映画音楽家の入江陽さんのニューアルバム「仕事」からの1曲目。大谷能生氏がアルバム全体をプロデュースしてます。
年始早々TwitterのTLでこのMVが流れてきて、トラックのかっこよさにやられてその場でiTunesで購入しました。2015年最初のアルバム購入であり、1月のオススメ盤のひとつでもあります。
まずこの曲はトラックが単純にむちゃくちゃかっこいいんですが、特筆すべきはOMSB氏のラップへの導入部分からラップパートのトラックの展開が素晴らしいという点です。更にそれに乗るOMSB氏のラップの佇まい。完璧だと思います。
個人的にはラップの好みでいうとテクニックやスキルを表現する為のラップよりも良い曲を作るための要素/歌唱法としてのラップが好きなので(と、ここからラップ論を書き始めて脱線しすぎて収拾がつかなくなったので今回は割愛して)、とにかくヒップホップシーンからこういう良質なJ-POPに客演で呼ばれてイケてるバースをキックできるラッパーがどんどん出て来て欲しいと思います。




■ 2014年1月オススメアルバム

・入江陽 / 仕事

前述の通り1曲目から最高ですが、アルバムトータルでもとても良かったです。3曲目の「鎌倉」という曲(ナイスデュエット曲!)の客演で参加しているShiggy Jr.のボーカル、池田智子さんが他の曲でもガヤや台詞で登場していたのが気になりました。


・Negicco / Rice&Snow

新潟のアイドルグループ、Negiccoのニューアルバム。楽曲派()なのでアイドルとしての文脈はあまり詳しくわかりませんが、このアルバムが素晴らしいポップアルバムであることは漫然たる事実です。先行シングルもわりと買ったりしてましたが、シングル曲以外が素晴らしいです。 田島貴男氏、三浦康嗣氏、矢野博康氏、蓮沼執太氏などの編曲陣のチョイスがナイスです。が、Shiggy Jr.、Orland、スカートなどの若手バンドの器用もアガるポイントです。


・Moment / M O M E N T S

韓国出身のラッパーMomentの1stアルバム。ラップのスキルは言わずもがなですが、トラックのチョイスがかなり良いです。1曲目のChang Kowloonさんのトラックがとても好きです。
それにしても、本作含め過去のMixtape等でも歌モノのフックがある曲ではほぼクレジットに入っているC.Muligan(以前、Moment本人が日本人の従姉妹だとTwitterで言っていた記憶がありますが)、何者なんでしょう。


・Joey Bada$$ / B4.DA.$$

Joey Bada$$待望の1stということで皆さんチェックされていて大絶賛だと思うのでもう特に言うことないです。年末のJ.Coleといい、サンプリング主体の良いアルバムが続きますね。当たり前のようにラップが上手いんですが、トラックメイカー的には「Curry Chicken」という曲のドラムで部分的にだけ倍速になるところにやられました。


以上です。こんな感じで月末に余裕がある限りやっていきたいです。



p.s.(活動実績報告)
今月はbandcampのアカウントをつくりました。とりあえずアカウント作ったらbandcampさんが何かアップロードしろと催促してくるような画面がトップに表示されたので過去のリミックスのインストをまとめてアップロードしています。

Check it → https://hoshinokopro.bandcamp.com

あとは水曜日のカンパネラさんの「桃太郎」という曲のリミックスをしました。なかなか良い出来です。



2015年1月25日日曜日

Bandcamp


https://hoshinokopro.bandcamp.com/

今年はなんかまとまった作品を作りたいなという意志を込めてBandcampを始めました。
何にも音源をアップロードしないのもアレなので、Bandcampのアカウントを作った記念に、過去にリミックスで使ったトラック(インスト)をまとめて公開しました。ご自由にお使いください。


よし、やるぞー!!!

2014年12月30日火曜日

2014年好きなアルバム20選

2014年に出た好きなアルバム20枚です。フリーの音源とシングル、EPは対象から除いてます。
順番は順位に関係なく、iTunesに入ってた順です。コメントと関連動画など付きでどうぞ。




・Proviant Audio / Drift Days & Disco Nights
ノルウェーのディスコファンクユニット「Proviant Audio」の日本デビュー作。グループとしては2作目ということです。
基本は生音でディスコファンクですが、かなりHipHop的な色合いが強い曲とかもあって最高です。
同じノルウェー出身のLidoLidoが客演で参加しているという点もポイントです。LidoLidoと言えば、Lido名義で出したデビューEP「I Love You」が、立て続けのリミックス盤リリースも含めて最高でした。EPは対象外なので今回の選考には入れられないのが残念です。







・Pharrell Williams / G I R L
去年がプロデュースワークの当たり年で、(本人は乗り気じゃなかった説がありますが)その勢いのまま久しぶりのソロアルバム。とにかくポップミュージックとして洗練されているという印象を受けました。
例のハットとか、ユニクロとのコラボレーションとか、ファッション関係でも日本でも話題になったりしましたが、やはりプロデューサーとしてのファレルが最高だと思うので、色んなアーティストを招いてのプロデュースアルバムとか聴いてみたいですね。







・Jintana & Emeralds / Destiny
我らが一十三十一さんが参加しているということで気にはなりつつも実態がよくわからなかったバントがまさかのアルバムリリース。キャラ設定からアルバムの内容、ライブ構成に至るまで徹底した世界観で完璧にロックされました。
今年の夏に東京に行くタイミングで代官山UNITでPPP企画のイベントでリリースライブがあって勿論遊びに行きましたが、イベント通して本当に最高で、今年最も楽しかった瞬間のひとつでした。そんな思い出も込みでのランクインです。







・LIBRO / COMPLETED TUNING
こちらもまさかのアルバムリリース。とにかくスムースなサンプリングトラックにやられました。トラックが全曲良いです。「Mind tuner」は今年のベストトラックのひとつでした。
暫く聴いていなくてこの記事を書くタイミングでまた聴き直してみましたが、やっぱり良いなと思った次第です。







・吉田ヨウヘイGroup / Smart Citizen
テナーサックス、フルート、ファゴットとか管楽器が中心の珍しい編成のバンドで、普段余り聴かないタイプの音楽ですが、アコースティックな感じがとても好きです。
タワレコで普段聴かないような棚の試聴機を片っ端から聴いていくみたいなことを今年はよくやっていて、本当に全く知らなかったアーティストを知るという体験があって、吉田ヨウヘイGroupがその典型例でした。確か、梅田NU茶屋町のタワレコのグッドミュージックのコーナーに展開されていました。
よくよく考えると「吉田ヨウヘイGroup」って変なバンド名ですね。







・BASI / MELLOW
とにかく全打席でヒットを打ち続けるBASIさん及び韻シスト。本作ではラックはタイトル通りメロウでありながらトピックスやリリックがユーモラスでとても好きでした。
韻シストでは何といってもCharaさんとの「I don't know」が最高でした。が、EPなのでそちらは選考対象外。
BASIさんのライブも韻シストのライブも曲やパフォーマンスが素晴らしいのは勿論のこと、MCが面白くて好きです。







・Anushka / Broken Circuit
こちらも確かタワレコのタワレコメンコーナーで試聴して気に入ってというパターンのイギリスの男女2人組。
まずトラックが好きなのと、ヴィクトリア・ポートのシルキーな歌声がたまらなく最高です。
プロデューサーと女性シンガーのデュオというのは死ぬまでに一度はやってみたいことのひとつです。







・w-inds. / Timeless
今年最も(良い意味で)期待を裏切られたアルバムがこちら。w-inds.というグループの存在は勿論何年も前から知っていましたが、ろくに音楽を聴いたことはありませんでした。それがエリック・ベネイの「­Sometimes I Cry」のカバーをYouTubeで聴いて、「おっ」と思い、リード曲の「Make you mine」でやられました。
で、すぐにiTunesでアルバムを購入してみたんですが、本当に全曲クオリティが高くて驚きました。
そのときにw-inds.のことを少し調べたらリードボーカルの橘さんが松浦亜弥さんと結婚していると知りさらに驚きました。最近になって第一子も産まれたそうで。おめでとうございます!







・stillichimiya / 死んだらどうなる
こんなに楽しそうに作ったのが伝わってくるアルバムもそうないと思います。
「ズントコ節」の衝撃、ひたすら最低な「生でどう?」、「めっちゃええやん」のよくわからない良さ、流行のジャジークラブを取り入れているのに全然いつも通りな調子なのが最高な「竹の子」、ちょいちょい挟んでくるCMなどとにかく情報量の多さとくだらなさが最高です。







・SANABAGUN / Son of a Gun
今年サブカル界隈で大躍進したShiggy Jr.のドラムの諸石さんがTwitterで紹介していたHipHopバンド。Shiggy Jr.の自主企画のイベントでも呼んでましたね。
聴いてみるとジャジーでグルーヴィーなトラックが心地よく、気に入りました。まだ粗さがあるところも良しです。
バンドなので是非ライブを観たいところですが、関西に来ることはあるのでしょうか・・・







・EMERALD / Nostalgical Parade
こちらも確かタワレコメンコーナーで耳にして気に入ったパターン。とにかくサウンドがとても耳触りが良くて永遠に聴いていられます。ミックスもドラムの抜けが良くて非常に好みです。
何曲かポエトリーリーディングを取り入れている曲もあって面白かったです。日本のバンドでは今年一番聴いたと思います。







・YUKI / FLY
先行シングルの「誰でもロンリー」にSeihoさんのリミックスが収録されるということで買ってみたら原曲(give me wallets作曲)も超良くて、アルバムも買ったら最高でした。 作家陣が間違いなくてサウンド的に好みなのは勿論ありますが、ボーカリストとしてのYUKIさん、本当に素晴らしいですね。(今更)







・ikkubaru / Amusement Park
インドネシアのバンドの1stアルバム。なんとなくマルチネ勢のTLで目にしてて、マルチネからEPを出した時に初めてちゃんとした聴いたような感じだったと思います。 リーダーが山下達郎とかのJ-POPが好きということらしいですが、確かikkubaruを知ったちょっと後くらいにHoneybeaTというインドネシアのバンドを知って、こちらもナイス・シティポップだったのでインドネシア、アツいなと思った記憶があります。(向こうでは日本の音楽を踏襲した「J-INDO」というジャンルが確立されているらしいです。)
本アルバムのMVが無かったので動画はマルチネから出たEPの方の収録曲のMVです。







・Prince / Art Official Age
殿下、久しぶりのアルバム。単純にクソかっこいいのは勿論ですが、レジェンド級の人でありながら今の音を消化して自分のスタイルに落とし込んでいる姿勢は本当に最高です。
2曲目の「Clouds」は問答無用で堪らなくかっこいいし、「Breakfast Can Wait」はセクシーで最高で、これだけ多彩な楽曲群が違和感なく通してアルバムとして聴けるところも素晴らしいです。ジャンルにとらわれない、ただただ良いアルバムというのは自分の中では結構理想的です。







・Soulperfreesia / Amalgamation
UKネオソウルのプロデューサー「Soulpersona」とUKの女性シンガー「Princess Freesia」がコンビを組んで出したアルバム。 俺達が好きなキラキラした80sソウル、ディスコ、ダンスクラシックが詰まった傑作で、もう全曲最高です。
このアルバムを延々リピートして踊るイベントがあったら絶対行きます。







・Tinashe / Aquarius
今年大躍進のTinashe嬢の1stアルバム。米国のメインストリームっぽいR&Bってそんなに聴かないんですが、そんな中でしっくりきたのがこのアルバムでした。 個人的にはA$AP ROCKY 客演の「Pretend」のトラックにやられたのと、「2 On」は好きなビートメイカーが結構リミックスをしていて、どれも良かったです。
あと、アルバムには関係ないですが、露出度高めなファッション含めあのイケイケな感じのルックスやキレッキレのダンスも最高だと思います。







・Marter / Songs of Four Seasons
JazzySportからMARTER氏の二作目。ただひたすら心地よい極上のグルーヴミュージック。「オマエもこの気持良さやられちまいな」2014年決定版といった感じです。
メロウで上品な上ネタが展開しいくのにビートはとてつもなくシンプルなループ、という構成の曲が大好きなのでそういった意味でもドンピシャでした。確か、どこかのインタビューでドラムはMASCHINEで組んでいると言っていた記憶があります。







・水曜日のカンパネラ / 私を鬼ヶ島に連れてって
アートワーク、歌詞、MVととにかくむちゃくちゃですが、トラックはかっこいいし、滑舌があまり良くないラップも聴いているうちにどんどんはまっていく中毒性があるし、もうこれは危険ドラッグです。
このアルバムでの個人的なツボは「エンゲル」のドラムがずっとドラムンベースできてて最後に超古典ドラムブレイク「Synthetic Substitution」使いになるところと「ドラキュラ」のかわいさです。
去年のりんご音楽祭に遊びに行ったときには全然存在を知らなくてライブは観れなかったのですが、今年ようやくライブを観ることができて、コムアイさん演出や仕草がいちいち面白くてキュートで完全に好きになりました。







・Pomo / The Other Day
HW&W Recordings所属のカナダのビートメイカー「Pomo」のデビュー作。シャレオツでアーバンなエレクトロビートがドストライクです。サンクラでリミックスも沢山発表していて、その流れで知ってちょうどいいタイミングでまとまった作品が出てくれて一気に自分の中でマストチェックなビートメイカーのひとりになりました。サンクラで全曲試聴できるのでそちらも是非。
AlunaGeorgeのSupernatural Remixesにも参加していてそちらもかっこ良かったです。







・Flight Facilities / Down to Earth
オーストラリアのエレクトロユニット「Flight Facilities」の1stアルバム。シドニーの注目レーベルFuture Classicからのリリースです。ひたすらスムースなので作業用BGMとしてエンドレスリピートにも向いてると思います。
本作収録曲の「Two Bodies feat. Emma Louise」は最初のProviant Audioのアルバムにも参加していたLidoのリミックスも発表されていました。
と、綺麗に最初に繋がったところでちょうど20枚に達したのでこれにて終了です。







最後まで読んで頂いた方はありがとうございました。

2013年12月22日日曜日

ザ・ベスト・オブ・2013

【ベストアルバム賞】
1. Meylee Todd / Escapology
ポップでグルーヴィーでメロウでディスコで、好きな要素全部乗せ!みたいなアルバムでした。勿論全編通して素晴らしいのですが、「Hieroglyphics」が特に最高でして、このアルバムバージョンも良いんですが、7インチバージョンの方が更に最高なのでもう最高です。「Baby's Got It」のMVも、何とも言えないイルさを放っていて印象的でした。
このアルバムを機にDo Right! Musicというレーベルにも注目するようになりました。同レーベルからだと先月出たThe Spandettesのアルバムも良かったです。





2. 土岐麻子 / HEARTBREAKIN'
これぞアーバン・メロウ・Jポップの最高峰といった素晴らしい内容でした。土岐さんの歌声大好きです。今年の夏の再生回数第一位でしたが、秋、冬になっても何かと聴き続けています。素晴らしいポップスは本当に洗練されててかっこいいなと改めて気付かされた一枚でした。土岐さんのライブもチャンスがあれば行ってみたいです。
あと、「トーキョー・ドライブ」がとにかくかっこいいのでExtended Verで12インチ化希望です。





3. (((さらうんど))) / NEW AGE
こちらも土岐さんのアルバムと並んで夏のヘビロテアルバムでした。昨年のアルバムもとても好きで、先行12インチの「空中分解するアイラビュー」がドストライクで、かなり期待値が上がってましたが、軽く超えてきました。「君はNew Age」が最高過ぎて、こういうエモさのあるポップネスを目指したいと思いました。





4. 一十三十一 / Surfbank Social Club
アーバンと言えばこの人。昨年のCITY DRIVEに引き続き、最高のサマーアルバムでした。LAVRAW&BTBのお二人の抜擢も大当たりでした。それと何と言ってもあの長編MV。このアルバムの素晴らしさを存分に引き出しており、惚れ惚れする出来でした。なんと来年1月に続編?「Snowbank Social Club」が発売されるということで、プロデューサー陣の名前を観る限り俄然楽しみです。一十三十一さんはライブも最高なのでライブに行くことを強くオススメします。





5. Muzart / Muzart
検索しても日本語の記事があまり見つからず、モーツァルトという分かりやす過ぎる名前と南アフリカ出身のユニットらしいということ以外は正直殆ど知らない彼らですが、アフロ、ハウス、ソウルなど色々な要素がごちゃ混ぜでボーカルでオートチューンを使ったりと何でもありながらとにかくかっこ良く、踊り出したくなるほど素晴らしいアルバムがこちら。四の五の言わずに聴いて踊りましょう。





6. Robin Thicke / Blurred Lines
ちょっとミーハーっぽいですが、やはり良いです。爽やか。あまり男性シンガーのアルバムにハマることはないんですが、久しぶりにヒットしました。
表題曲「Blurred Lines」も勿論良いですが、ディスコ感の強い「Get In My Way」、Kendrick Lamar客演で今っぽさのある「Give It 2 U 」などバラエティ豊かながらツルっと1枚聴けるのが良かったです。
ここまで半分が収録曲10曲ということで、何かと多忙な昨今でも気軽に1枚通して聴けるアルバムを良く聴く傾向が出ていますね。





7. The Internet / Feel So Good
2013年版「オマエもこの気持ちよさにやられちまいな」チューン満載の至高のアルバムでした。 生感のあるドラムの質感と浮遊感のあるシンセがマイブームなのでこういうトラックを作れるようになりたいものです。
しかしまあ、OFWGKTAの層の厚さというか音楽性の豊かさは凄いですね。






8. KREVA / SPACE
2013年の日本語ラップでトラック的に一番やられました。とにかく鳴りのカッコ良さが凄いのと、6拍子とか9小節展開とか変化球をしれっと入れてくるのが憎いなと思いました。
結構以前から、ラッパーとしてというよりは、どうしてもトラックメイカーとしてのKREVA氏という観点で聴いてしまうところがあるのですが、SPACE以降のトラックが本当に好きで、参考にしつつもこんなかっこいい音出ねーよと落ち込んだりしています。






9. Snow White Blackbird / Snow White Blackbird
ソウルミュージックの大好きな部分が凝縮されたような最高のコーラスバンドです。ネットで見つけたインタビュー記事によると、70年代ソウル全盛の時代に育ち、その時代の音楽に影響を受けてそれぞれのメンバーがそれぞれキャリアを積んだのちに出会い結成したということで、1stアルバムにして完成されている感があります。今最もLIVEを観てみたいグループのひとつでもあります。






10. lyrical school / date course
lyrical schoolについては、正直このアルバムを聴くまで名前は知っていたもののほぼ全く興味が無く、このアルバムも江口寿史氏のイラストにやられて完全にジャケ買いでした。
で、聴いてみると驚いたのですが、1枚のアルバムとしてはほぼ完璧と言っていいくらいの構成の素晴らしさでした。特に「-turn-」にてレコードを裏返して(これはこれで憎い演出です)以降の、否が応でも高まらざるを得ない展開にグッとエモくなったところで「Myかわいい日常たち」で終わるこの感じ、最高です。






【新人賞】
・Especia
今年1番衝撃を受けたのがEspeciaというグループでした。存在を知った翌日にライブを観るといった経験も印象的でしたが、本当に楽曲の良さにまず驚きました。
その後、何度かライブにも足を運びまして、初めて観た時は正直、曲に負けてるなと思ってましたが、観る度に成長しているステージングに虜になりそうです。所謂アイドルライブ的なノリ(コールとかケチャ?)とかは正直慣れない部分がありますが、彼女らのパフォーマンスは多幸感に溢れています。
年明けに発売されるシングルもライブで何度か聴いていますが、収録曲全てが本当にかっこいいので今後も注目し続けます。





【総括】
今年1年は音楽的にとても充実していました。とにかく気になったものはとりあえず聴いてみるというスタンスで幅広く聴いていた分、ヒップホップよりも他のジャンルに刺激を受けることが多かったなと思います。トップ10にはKREVA氏しか入ってませんが、11位から30位くらいはヒップホップがかなりの割合を占めていると思います。
あまりジャンルを意識しないスタンスは自分自身の制作にも反映されていて、ヒップホップのトラックを作るという意識が殆どなくなり、とにかく良い曲を作ろうという意識が強くなったと思います。
それと、形にするという意味ではKenny Doesと組んでフリーながら1枚出せたことが良かったと思います。Kenny Doesはバチバチにカマせるスキルもあるし、エモさ全開のリリックも書けるしで本当に器用なラッパーだと思います。本当に良いラップを乗せてもらえてありがたいです。
トラック的には作っていた時期では最良のものを作れたと思いますが、今はもっと成長していると思うので、来年以降その辺が出せればなと思います。


以上、ザ・ベスト・オブ・2013でした。おつき合い頂きありがとうございました。

2013年11月30日土曜日

2013年11月まとめ

早いもので!今年も!残り!1ヶ月!

11月の振り返り行きます。


【マイワークス編】
・V.A. / DJ HAMAYA presents Umeda Cypher Mix
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ご存知、梅田サイファーのミクステに、ケニホシから2曲入れてもらってます。イントロの悪ふざけから始まり、全編を通して楽しい内容になっています。
近々、梅田サイファーのアルバムも出るということなのでそちらも楽しみです。未聴の方はこちらからフリーダウンロードできます。


・Especia&ナンブヒトシ / ナイトフライ (ホシノコプロ Remix)

Especia&ナンブヒトシ第2弾ということでototoyさんで無料配信されたナイトフライという曲をリミックスしてみました。ダウンロードして原曲聴いてからリミックス完成までたぶん4、5時間くらいしか立っていなかったと思います。サクッと作りました。
原曲はナンブヒトシ氏のラップが上手いのと、Especiaさんの台詞込みで歌詞が皮肉っぽくて良いなと思いました。



【音源編】
・Snow White Blackbird / Snow White Blackbird

現代版EW&Fとの謳い文句も納得の素晴らしいソウルバンドです。最近流行りのナイス70's感溢れる生音ダンスミュージックです。 フロアで踊る分には80'sのドラムマシンを使ったディスコも最高ですが、ライブを観たいのはこちら。というわけでBillboardさん、是非お願いします!
オフィシャルサイトでアルバム全曲を試聴できるので興味のある方は是非。11月で一番聴いていたアルバムなので超オススメです。


・THE SPANDETTES / Spandex Effect

先程のSnow White Blackbirdが現代版EW&Fならこちらは現代版フリーソウル。今年のMaylee Toddのヒットで記憶に新しいカナダのDo Right! Musicからの新星ですね。Maylee Todd好きならマストです。
先行のSweet & Saccharineの7インチは即売り切れだったそうですが、先程JETSETのオンラインを覗くと再入荷していたので即ポチりました。Whiskey Baron Remixのほうがフロア向けにドラムが差し替えられており最高です。


・Nao Yoshioka / The Light

これからの季節にもってこいの珠玉のソウルアルバム、歌っているのは日本人。
最高にグルーヴィーでソウルフルなので是非とも生で体感したい、ということで関西方面でのライブもお待ちしております。



あとは次の2作なんかも良かったです。

・Ovall / DOWN


・WATT a.k.a. ヨッテルブッテル / Sikou品





以上、今年も残り1ヶ月、頑張っていきましょう。

2013年10月31日木曜日

2013年10月まとめ

はやいもので今年もあと2ヶ月です。

今回もサクッと行きましょう。


【音源編】
・LUVRAW feat. Costa De Palma / 接吻 -kiss-

LUVLAW & BTBでお馴染みのLUVRAWさんが言わずと知れたオリジナル・ラブの名曲のカバーをiTunesで配信開始。Costa De Palma(Especiaの楽曲全般をプロデュースするSchtein & Longer氏がプロデュースするバンド。ややこしい。)を客演に迎えての万全の布陣と言っていいでしょう。リミックスにはこちらもEspeciaへの楽曲提供でもお馴染みPellyColo氏。 PellyColo Remixが本当に最高です。
LAVRAW氏とPellyColo氏は"マセラティ渚"というなんとも胡散臭いネーミングのユニットを組んで活動も始めるということでこちらも非常に楽しみであります。

・BASI / RAP U

韻シストのBASIさんのソロです。安定の、と言っていいでしょうがEVISBEATS氏との相性が本当に良いですね。EVISBEATS氏以外のトラックも良くて、やはりこういう落ち着いたテンションでスッと聴き通せるアルバムが好きだなと再認識しました。
最後に収録されている"スタンダード -みんなでリミックス-"はスタンダードの12 inchに収録されていてとても気に入っていたので今作にも収録されていて嬉しかったです。収録することで構成的に蛇足になっていないところも良いです。

・monolog / 17 Living Souls
タワレコの試聴機で何気なく試聴したんですが、1曲目の再生後2秒で購入することに決めました。それくらい間違いのないドラムブレイクから始まるのですが、驚くべきことに全ての楽器を一人で演奏しているとのこと。しかもそれが日本人だというので更に驚きです。
とにかく素晴らしくて最高なソウルアルバムなので四の五の言う前に買いましょう。SoundCloudでアルバムの曲も試聴できます。

・tofubeats / Don't Stop The Music feat.森高千里
森高千里さんが最高!ということに尽きると思いますが、本当にいいポップスを作りますねビーツさん。
MVも子供達が可愛いしエモさもあって最高です。




10月に好きだったのはこの辺ですかね。あと、9月発売で10月に入ってから聴けて良かったのはThe InternetとPerfumeでした。特にThe Internet最高です。


10月は結構自分的に制作が好調だったので引き続き維持していきたい所存です。頑張ります。