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2014年12月30日火曜日

2014年好きなアルバム20選

2014年に出た好きなアルバム20枚です。フリーの音源とシングル、EPは対象から除いてます。
順番は順位に関係なく、iTunesに入ってた順です。コメントと関連動画など付きでどうぞ。




・Proviant Audio / Drift Days & Disco Nights
ノルウェーのディスコファンクユニット「Proviant Audio」の日本デビュー作。グループとしては2作目ということです。
基本は生音でディスコファンクですが、かなりHipHop的な色合いが強い曲とかもあって最高です。
同じノルウェー出身のLidoLidoが客演で参加しているという点もポイントです。LidoLidoと言えば、Lido名義で出したデビューEP「I Love You」が、立て続けのリミックス盤リリースも含めて最高でした。EPは対象外なので今回の選考には入れられないのが残念です。







・Pharrell Williams / G I R L
去年がプロデュースワークの当たり年で、(本人は乗り気じゃなかった説がありますが)その勢いのまま久しぶりのソロアルバム。とにかくポップミュージックとして洗練されているという印象を受けました。
例のハットとか、ユニクロとのコラボレーションとか、ファッション関係でも日本でも話題になったりしましたが、やはりプロデューサーとしてのファレルが最高だと思うので、色んなアーティストを招いてのプロデュースアルバムとか聴いてみたいですね。







・Jintana & Emeralds / Destiny
我らが一十三十一さんが参加しているということで気にはなりつつも実態がよくわからなかったバントがまさかのアルバムリリース。キャラ設定からアルバムの内容、ライブ構成に至るまで徹底した世界観で完璧にロックされました。
今年の夏に東京に行くタイミングで代官山UNITでPPP企画のイベントでリリースライブがあって勿論遊びに行きましたが、イベント通して本当に最高で、今年最も楽しかった瞬間のひとつでした。そんな思い出も込みでのランクインです。







・LIBRO / COMPLETED TUNING
こちらもまさかのアルバムリリース。とにかくスムースなサンプリングトラックにやられました。トラックが全曲良いです。「Mind tuner」は今年のベストトラックのひとつでした。
暫く聴いていなくてこの記事を書くタイミングでまた聴き直してみましたが、やっぱり良いなと思った次第です。







・吉田ヨウヘイGroup / Smart Citizen
テナーサックス、フルート、ファゴットとか管楽器が中心の珍しい編成のバンドで、普段余り聴かないタイプの音楽ですが、アコースティックな感じがとても好きです。
タワレコで普段聴かないような棚の試聴機を片っ端から聴いていくみたいなことを今年はよくやっていて、本当に全く知らなかったアーティストを知るという体験があって、吉田ヨウヘイGroupがその典型例でした。確か、梅田NU茶屋町のタワレコのグッドミュージックのコーナーに展開されていました。
よくよく考えると「吉田ヨウヘイGroup」って変なバンド名ですね。







・BASI / MELLOW
とにかく全打席でヒットを打ち続けるBASIさん及び韻シスト。本作ではラックはタイトル通りメロウでありながらトピックスやリリックがユーモラスでとても好きでした。
韻シストでは何といってもCharaさんとの「I don't know」が最高でした。が、EPなのでそちらは選考対象外。
BASIさんのライブも韻シストのライブも曲やパフォーマンスが素晴らしいのは勿論のこと、MCが面白くて好きです。







・Anushka / Broken Circuit
こちらも確かタワレコのタワレコメンコーナーで試聴して気に入ってというパターンのイギリスの男女2人組。
まずトラックが好きなのと、ヴィクトリア・ポートのシルキーな歌声がたまらなく最高です。
プロデューサーと女性シンガーのデュオというのは死ぬまでに一度はやってみたいことのひとつです。







・w-inds. / Timeless
今年最も(良い意味で)期待を裏切られたアルバムがこちら。w-inds.というグループの存在は勿論何年も前から知っていましたが、ろくに音楽を聴いたことはありませんでした。それがエリック・ベネイの「­Sometimes I Cry」のカバーをYouTubeで聴いて、「おっ」と思い、リード曲の「Make you mine」でやられました。
で、すぐにiTunesでアルバムを購入してみたんですが、本当に全曲クオリティが高くて驚きました。
そのときにw-inds.のことを少し調べたらリードボーカルの橘さんが松浦亜弥さんと結婚していると知りさらに驚きました。最近になって第一子も産まれたそうで。おめでとうございます!







・stillichimiya / 死んだらどうなる
こんなに楽しそうに作ったのが伝わってくるアルバムもそうないと思います。
「ズントコ節」の衝撃、ひたすら最低な「生でどう?」、「めっちゃええやん」のよくわからない良さ、流行のジャジークラブを取り入れているのに全然いつも通りな調子なのが最高な「竹の子」、ちょいちょい挟んでくるCMなどとにかく情報量の多さとくだらなさが最高です。







・SANABAGUN / Son of a Gun
今年サブカル界隈で大躍進したShiggy Jr.のドラムの諸石さんがTwitterで紹介していたHipHopバンド。Shiggy Jr.の自主企画のイベントでも呼んでましたね。
聴いてみるとジャジーでグルーヴィーなトラックが心地よく、気に入りました。まだ粗さがあるところも良しです。
バンドなので是非ライブを観たいところですが、関西に来ることはあるのでしょうか・・・







・EMERALD / Nostalgical Parade
こちらも確かタワレコメンコーナーで耳にして気に入ったパターン。とにかくサウンドがとても耳触りが良くて永遠に聴いていられます。ミックスもドラムの抜けが良くて非常に好みです。
何曲かポエトリーリーディングを取り入れている曲もあって面白かったです。日本のバンドでは今年一番聴いたと思います。







・YUKI / FLY
先行シングルの「誰でもロンリー」にSeihoさんのリミックスが収録されるということで買ってみたら原曲(give me wallets作曲)も超良くて、アルバムも買ったら最高でした。 作家陣が間違いなくてサウンド的に好みなのは勿論ありますが、ボーカリストとしてのYUKIさん、本当に素晴らしいですね。(今更)







・ikkubaru / Amusement Park
インドネシアのバンドの1stアルバム。なんとなくマルチネ勢のTLで目にしてて、マルチネからEPを出した時に初めてちゃんとした聴いたような感じだったと思います。 リーダーが山下達郎とかのJ-POPが好きということらしいですが、確かikkubaruを知ったちょっと後くらいにHoneybeaTというインドネシアのバンドを知って、こちらもナイス・シティポップだったのでインドネシア、アツいなと思った記憶があります。(向こうでは日本の音楽を踏襲した「J-INDO」というジャンルが確立されているらしいです。)
本アルバムのMVが無かったので動画はマルチネから出たEPの方の収録曲のMVです。







・Prince / Art Official Age
殿下、久しぶりのアルバム。単純にクソかっこいいのは勿論ですが、レジェンド級の人でありながら今の音を消化して自分のスタイルに落とし込んでいる姿勢は本当に最高です。
2曲目の「Clouds」は問答無用で堪らなくかっこいいし、「Breakfast Can Wait」はセクシーで最高で、これだけ多彩な楽曲群が違和感なく通してアルバムとして聴けるところも素晴らしいです。ジャンルにとらわれない、ただただ良いアルバムというのは自分の中では結構理想的です。







・Soulperfreesia / Amalgamation
UKネオソウルのプロデューサー「Soulpersona」とUKの女性シンガー「Princess Freesia」がコンビを組んで出したアルバム。 俺達が好きなキラキラした80sソウル、ディスコ、ダンスクラシックが詰まった傑作で、もう全曲最高です。
このアルバムを延々リピートして踊るイベントがあったら絶対行きます。







・Tinashe / Aquarius
今年大躍進のTinashe嬢の1stアルバム。米国のメインストリームっぽいR&Bってそんなに聴かないんですが、そんな中でしっくりきたのがこのアルバムでした。 個人的にはA$AP ROCKY 客演の「Pretend」のトラックにやられたのと、「2 On」は好きなビートメイカーが結構リミックスをしていて、どれも良かったです。
あと、アルバムには関係ないですが、露出度高めなファッション含めあのイケイケな感じのルックスやキレッキレのダンスも最高だと思います。







・Marter / Songs of Four Seasons
JazzySportからMARTER氏の二作目。ただひたすら心地よい極上のグルーヴミュージック。「オマエもこの気持良さやられちまいな」2014年決定版といった感じです。
メロウで上品な上ネタが展開しいくのにビートはとてつもなくシンプルなループ、という構成の曲が大好きなのでそういった意味でもドンピシャでした。確か、どこかのインタビューでドラムはMASCHINEで組んでいると言っていた記憶があります。







・水曜日のカンパネラ / 私を鬼ヶ島に連れてって
アートワーク、歌詞、MVととにかくむちゃくちゃですが、トラックはかっこいいし、滑舌があまり良くないラップも聴いているうちにどんどんはまっていく中毒性があるし、もうこれは危険ドラッグです。
このアルバムでの個人的なツボは「エンゲル」のドラムがずっとドラムンベースできてて最後に超古典ドラムブレイク「Synthetic Substitution」使いになるところと「ドラキュラ」のかわいさです。
去年のりんご音楽祭に遊びに行ったときには全然存在を知らなくてライブは観れなかったのですが、今年ようやくライブを観ることができて、コムアイさん演出や仕草がいちいち面白くてキュートで完全に好きになりました。







・Pomo / The Other Day
HW&W Recordings所属のカナダのビートメイカー「Pomo」のデビュー作。シャレオツでアーバンなエレクトロビートがドストライクです。サンクラでリミックスも沢山発表していて、その流れで知ってちょうどいいタイミングでまとまった作品が出てくれて一気に自分の中でマストチェックなビートメイカーのひとりになりました。サンクラで全曲試聴できるのでそちらも是非。
AlunaGeorgeのSupernatural Remixesにも参加していてそちらもかっこ良かったです。







・Flight Facilities / Down to Earth
オーストラリアのエレクトロユニット「Flight Facilities」の1stアルバム。シドニーの注目レーベルFuture Classicからのリリースです。ひたすらスムースなので作業用BGMとしてエンドレスリピートにも向いてると思います。
本作収録曲の「Two Bodies feat. Emma Louise」は最初のProviant Audioのアルバムにも参加していたLidoのリミックスも発表されていました。
と、綺麗に最初に繋がったところでちょうど20枚に達したのでこれにて終了です。







最後まで読んで頂いた方はありがとうございました。