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2016年12月29日木曜日

2016年ベストなんちゃら

自分がブログをやっていることすら忘れかけていましたが、年末ということでこれだけは一応やって年を越そうと思います。記録として。

今回はシングル、EP、アルバム、ミックステープなど形態は問わずに20枚選びました。順位はその時の気分次第なので、今の気分だとこうなりました。
今年も本当に良い音楽にたくさん出会えて楽しかったです。ありがとうございました。





1. Kan Sano / k is s

ヒップホップなドラムの上にメロウでソウルフルな演奏が乗っている時点で私の大好物なわけですが、その系譜の2016年ベストは文句無しでこれです。Maylee Toddの客演にもアガりましたが、白眉は七尾旅人氏客演の「C'est la vie」。無限リピート必至です。


2. Mndsgn. / Body Wash

ジャケットやMVなどビジュアル面の変態さにはツッコミどころしかありませんが、中身はツッコミようが無いくらいに素晴らしいです。アゲアゲではなくチルく踊れるブギーファンクな感じがドストライクでした。今年もStones Throwからのリリースは本当に素晴らしい作品が多かったですね。


3. 韻シスト / CLASIXX

 日本のヒップホップにおいてグッドミュージックを作り続けることに関しては他の追随を許さない韻シストですが、今作も期待を越えた題名の通りクラシックな1枚です。2MCの安定感もさることながら、歌モノの曲も本当に素晴らしくて言うことないです。今年はライブも結構観れて大満足です。


4. Nulbarich / Guess Who?

デビューEPでいきなり私の心を掴んだ素性の知れない新生バンドですが、早くもアルバムをリリースしていただきました。ありがとうございます。こんな曲もやるんだという新発見もあり、ますます好きになりました。ライブも観に行くことが出来て良かったです。


5. Chance The Rapper / Coloring Book

ヒップホップ、Juke、ゴスペル、ハウスと様々な要素を織り交ぜながらオリジナリティー溢れるグッドミュージックを確立できていてとても素晴らしい作品です。音楽そのものだけでなく、音楽活動に対するスタンスも音楽業界に影響を与えており、彼も2016年を語る上で欠かせない存在ですね。


6. NxWorries / Yes Lawd!

2016年最強タッグのフルレングスのアルバムとあって期待値も相当なものでしたが、それを余裕で超えてくる当たり、脱帽です。曲間がシームレスな構成も、19曲ながら48分というタイトさもとても好み。Knxwledgeのトラックと歌多めの.Paakのボーカルが本当に良く合いますね。


7. Anderson .Paak / Malibu

 2016年の顔といえばこの人でしょう。客演やライブもも含めて自身の音楽的な素養を余すことなく発揮しまくった1年だったと思います。才能しかない。この人のビートの乗り方、というか拍の取り方どうなってんだって感じですね。唯一苦言を呈すならば、来日した時に平日の東京でしかライブをやらなかったこと!


8. Jay Prince / Smile Good

とにかくトラックが圧倒的に好みで、歌心のあるラップも好みで、8曲というできやすいサイズ感ということもあり、一時期ひたすらリピートしてました。トラックに関してはサンプリングと弾きとブレイクビーツとドラムマシンのバランス感覚が理想的でお手本にしたいです。


9. Brasstracks / Good Love

ブラス系の生音をFuture BassやHouseに取り入れた"Future Brass"ユニットのデビューEP。全曲むちゃくちゃかっこいいんですが、introからの2曲目「Say U Won't」の流れが本当に素晴らしくてブチ上がります。生音系のこういったサウンドをユニットを組んでやるというのがかなりナイスです。


10. CRCK/LCKS / CRCK/LCKS

めちゃくちゃスキルフルなこととキャッチーであることの両立というのが、ある種最強のひとつの形だと思っているんですが、まさにそれを体現するのがこの CRCK/LCKS(クラックラックス)だと思います。初めて聴いた時の衝撃でいえば今年ナンバーワンでした。気になった方は是非。


11. Bruno Mars / 24K Magic

ここ数年の80sブームの流れ以降のBruno Marsの景気の良さ、調子の良さの集大成では無いでしょうか。とにかく徹底したオマージュと突き抜けっぷりが爽快で、ライブでのあのパフォーマンスも込みで最高としか言いようが無いです。Everybody say "さすが洋楽!"


12. YOSA / Orion

 このバランス感覚でやられるともうお手上げというアーバンヒップホップ。サウンドもボリューム感も最高に聴きやすくリピートしまくってました。アルバム全体でフィーチャーされてる生のギターがかなり効いていてアーバン度をグッと上げています。


13. CICADA / formula

前作までもそうでしたが、更に多様なダンスミュージックを消化しつつ、ポップスとしての強度も増していて音作りにおいて本当に信頼の置けるバンドです。今作は歌詞も結構攻めていて、韻も固くて良かったです。アティチュードが完全にヒップホップ。ライブでは城戸さんのボーカルが良くなったと思った1年でした。


14. 片想い / QUIERO V.I.P.

 パーティー感と生活感の同居している、地続きな感じが素晴らしいなと思いました。それぞれの生活がありながらも楽しく音楽をやっている感じがそのまま伝わってきます。ライブも運良く観ることが出来ましたが、ライブがこれまた多幸感に溢れていて最高に素敵なバンドだと思いました。


15. UKO / Saturday boogie holiday

日本語ブギーファンク女性ボーカル部門の今年のナンバーワンはこちら。アルバム全体のまとまりはクニモンド滝口氏のトータルディレクションの賜物だと思いますが、このアルバムの完成度の高さはソングライターとしてもボーカリストとしても実力があってこそのものだと思います。


16. starRo / Monday

日本が誇る世界のビートメイカー、starRo氏によるフューチャー系の歌モノの最高峰。前作よりもバラエティに富みながらもチルな内容になっています。それにしてもまさかのChara氏の客演には驚きました。曲自体もバッチリ最高な仕上がりでした。


17. Magic, Drums, & Love / Love De Lux

 ソウルやファンクからJ-POPまで、笑っちゃう程どストレートなオマージュや引用がちりばめられて最高です。ボーカルのキャッチーさも強くて良いです。このランキングのために久しぶりに聴き直してみると、めちゃくちゃ高まるし多幸感もあるし、年末にも合うなと思いました。


18. underslowjams / PHONETIC CODE

生楽器とヒップホップドラムとシンセと歌とラップのハイブリッドなかつてないバランスのグッドミュージックだと思います。「electric foundation(大ネタ使いのnight pack mixも最高ですが通常バージョン?のほう)」は「アガるリードシンセのライン部門」の最優秀賞です。


19. KAYTRANADA / 99.9%

 ドラムの質感とシンセベースの音色がとにかく理想的なので結構影響を受けたりしました。全体的に地味で派手さはありませんが、インストとラッパー、シンガー客演の曲のバランスも良く、この温度感はすごく好きです。AlunaGeorgeとGoldLink(二人とも好き!)客演の「Together」が特に好きです。


20. Via Tov / ROOTS

ギターボーカル、ベース、ドラムの3人組バンドの初の全国流通盤となるEP。本作収録の楽曲しか聴いたことがないので他はわかりませんが、全編英詞でそれがOvallにも通じる暖かく美しいサウンドに合っています。文句無しのグッドミュージックです。


当落線上ギリギリの次点グループ十数枚もついでに紹介しておきます。どれも本当に良かったです。(順不同)

Mac Miller / The Divine Feminine
Yumi Zouma / Yoncalla
hokuto/ AMATEUR RHYTHM
DJ HAMAYA / Pallete
宇多田ヒカル / Fatome
in the blue shirt / Sensation of Blueness
The Avalanches / Wildflower
T.A.M.M.I / Sleeping Nukes Of Mine 
STUTS / Pushin'
Negicco / ティー・フォー・スリー
DADAKAKA / Lynx
Special Favorite Music / World's Music
Los Stellarians / Los Stellarians
yahyel / Flesh and Blood




<おまけ:個人的な振り返り>
Creepy Nutsに始まり、DJ HAMAYA、梅田サイファー、hokutoと、身内周辺のリリースが多い年でした。一方で自分自身としは特に何も残すことができませんでした。前半は特に迷走しまくっていて一時期どうなることかと思いましたが、最近ようやく何かが定まってきたような気がするので来年は頑張ります。
音楽活動のアウトプット的には反省しかありませんが、それ以外については色々なことを考え、行動ができたので概ね良かったです。今後の人生において2016年でしっかり土台を固められたことが良かったと思えるようにやっていきたいと思います。
今年一年、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

2016年8月16日火曜日

2016年夏休み

今年の夏休みは初日、最終日を除いて祖父母宅へ帰省していました。
今年はほぼ遊べないと思っていましたが、Uターンラッシュに巻き込まれずスムースに帰宅できたことで地元の友達と飲みに行けて良かったです。


初日と最終日はKindle Unlimitedを試したり、今月は携帯のキャリアの2年契約の更新月なので格安SIMの比較をしたり、トラックを作ったりしていました。

Kindle Unlimitedは私の読書趣味的には現状ラインナップが微妙なのでこのままいけばお試し30日だけで止めそうです。もうちょっと充実してきたら再検討します。
格安SIMはだいたい候補は絞れたので詳細を比較しつつ着実に手続きを進めたいところです。やっぱiPhone SE+格安SIMがコスパ最強な気がしますが、来月新型iPhoneが出ると思うので一応発表を待とうかなと思ったりしてます。

夏休み初日に作ったトラックは久しぶりにサンプリングで作りました。ここ最近は弾きで作る楽しさにはまっていてめっきりサンプリングから遠ざかっていましたが、やっぱりサンプリングはサンプリングで楽しいので、どちらかに拘ることなく作っていこうと思います。
夏休み最終日に作ったトラックもまた違う感じで良い感じに出来て、どちらも結構気に入っています。


それでは、2曲続けてどうぞ。








最後に、この夏よく聴いているアルバムを列挙して終わりにします。順番は適当です。

HUNGER / SUGOROKU
片想い / QUIERO V.I.P.
KIRINJI / ネオ
ザ・なつやすみバンド / PHANTASIA
The Avalanches / Wildflower
CRCK/LCKS / CRCK/LCKS
Suchmos / MINT CONDITION
Nulbarich / Hometown



以上、ありがとうございました。

2016年7月1日金曜日

2016年上半期ベスト20

アルバムもEPもシングルもミクステもジャンルも全部まとめて、ひとつのパッケージングされた音楽作品として好きな作品を25枚選びました。


1. 韻シスト / CLASSIX


日本が誇る安打製造機、韻シストによるタイトル通りのクラシック。常にグッドミュージックであり続けながら、これまでになかったタイプの曲も完璧に韻シストのサウンドとして消化されていて、常に進化し続けているところが凄いです。



2. Chance The Rapper / Coloring Book


ゴスペルとJukeとヒップホップの奇跡のバランス。しかも圧倒的にグッドミュージック。こんなんずるい。ハウス系のトラックも新しい挑戦って感じで良いです。最初出た時は「ん?」となった音質面も後でちゃんとしたバージョンが出て良かったです。



3. Anderson .Paak / Malibu


ベテランから新鋭まで、トラックメイカーのチョイスが素晴らしく、トラック毎に幅を出せていながらまとまりもある名盤です。自身でもトラックを作ってラップも歌もライブではドラムまで何でも上手いことやってしまうという憎たらしさ。客演仕事も多く、2016年の顔ですね。



4. YOSA / Orion


完璧に私のツボを突いてくるアーバンヒップホップ。トラックの多彩さ、客演の幅広さもありながら、トータルでツルッと聴けてリピートしやすいところも素晴らしいです。結構サンプリングも多めだと思いますが、生のギターが入ることでグッとアーバンな仕上がりになってます。



5. Nulbarich / Hometown


上半期の終わりに駆け込みランクイン。ファンキーでスムースでブリージンな、夏本番に向けて全曲最高の3曲(+インスト1曲)入りシングルです。結成されたばかりということで、今後の活躍が楽しみです。まずは一刻も早くライブに行きたいところ。



6. UKO / Saturday boogie holiday


アーバン方面においては絶大な信頼を寄せるクニモンド滝口氏のトータルディレクションで期待を裏切らない素晴らしい一枚です。こちらも夏にめちゃくちゃ聴きまくること必至。全曲トラックやメロディーも素晴らしいですが、声に芯があってめちゃくちゃ好きです。



7. underslowjams / PHONETIC CODE


生楽器とヒップホップドラムとシンセ感の絶妙なバランスで今までにない着地点だと思います。全体を通してシンセベースの音が良いです。セクシーな歌とイカつめな声のラップのコントラストも良いです。超大ネタ使いも良いです。全部良いです。



8. Magic, Drums, & Love / Love De Lux


上半期の終わりに駆け込みランクイン pt2。ソウルフルでファンキーで、Jポップ的でもあり、あんな曲やこんな曲で耳にしたことがあるフレーズの引用も多く、ごちゃ混ぜ過ぎてなんだかよく分からないけど、聴けばめちゃくちゃ高まる素晴らしい音楽です。最高。



9. Yumi Zouma / Yoncalla


前作EP2枚から極上ドリームポップさが増した傑作です。それにしてもボーカルが本当に良いです。インディーポップ好きは聴けば幸せな気持ちになるので必ず聴きましょう。今から9月の来日(大阪公演あり!)がめちゃくちゃ楽しみです。



10. KAYTRANADA / 99.9%


リミックスやThe InternetやGoldLink始め、今勢いのあるアーティストへトラック提供で注目していたプロデューサーの待望の1stアルバム。派手な曲はありませんが、めちゃくちゃ踊れる渋いアルバムです。あんまり今までなかった質感のハウスっぽいトラックが2016年のマイブームです。



11. CICADA / Loud Colors


新しいダンスミュージックのリズムを生バンドに積極的に取り入れる姿勢の素晴らしさ。メジャー進出おめでとうございます。次のアルバムも期待しかしてません。



12. Los Stellarians / Los Stellarians


地味に毎年良作が生まれ続けているヴィンテージソウルシーン、今年はコレです。Tuxedoに通じるディスコな感じもあり、多幸感しかないです。



13. STUTS / Pushin'


PUNPEE氏客演の「夜を使い果たして」が5億点。インスト曲がどれも良いのもポイントです。



14. Special Favorite Music / World's Magic


前作のEPからかなり洗練されて良くなった印象のポップバンド。ストリングスをメンバーでまかなえてるのが強いと思います。



15. Xenia Rubinos / Black Terry Cat


ネオソウルでファンクでヒップホップに民族音楽を混ぜたような、とにかく今まで聴いたことがないめっっっちゃくちゃかっこいい音楽です。ドープ!



16. DADAKAKA / Lynx


日本で最もソウルフルでグルーヴィーな2人組。前作よりシンプルに中毒性が増していて良いです。



17. Joyce Wrice / Stay Around


フューチャー感もある今風なナイスR&B。Mndsgnのトラックが好き過ぎて最高です。こういうのやりたいです、誰か!



18. 三浦大知 / Cry & Fight


日本語で、日本のメジャーシーンでこのサウンド!最高です!Mステ出演で話題にもなりましたね。もっと売れで欲しいです。



19. Boogie Mann / We Turn Up


ソウルフルなJuke/Footworkサウンドといえばこの人。声ネタ、ソウルネタの使い方が上手く、ターナップ必至です。



20. Negicco / ティー・フォー・スリー


安定のド直球な正統派ポップスの良作です。バンドセットでライブも観れて良かったです。






以上です。

書き終えてから何回か順位を前後させましたが、きりがないのでもうこれで。それくらいどれもほとんど差がないくらい最高でした!ありがとうございました!

2016年5月15日日曜日

「para de casa」の新譜2枚(CICADA、UKO)がめちゃくちゃ良いという話

前回のブログから約1ヶ月空いてしまい、その間にめちゃくちゃ良い新譜が出まくっていてブログが追いつかないという状況なので、複数枚まとめて書いていきます。

個人的に敬愛するバンド、CICADAのマネージャーの方が主宰の 「para de casa」というレーベルから4/13に2枚のCDが同時リリースされまして、その2枚がめちゃくちゃ良いという話です。



 1枚目はそのCICADAのニューEP「Loud Colors」です。
 1stアルバム「BED ROOM」、7インチシングル「stand alone」を経て、作品を重ねるごとに様々なダンスミュージックを吸収してさらに進化しています。
ライブではよくラップをしていましたが、ラップ曲「No Border」も初の音源化ということで、個人的にアガりました。城戸さんのラップは、リズムキープがちゃんとできていて声の通りもステージ上の振る舞いも良くて、ライブで観てた時からすごく好きでした。
2、3、4曲目はドラムの櫃田さんが頑張るタイプの攻めたビートのダンスミュージックで、所謂バンドサウンドの型にはまらないスタンスでアップデートし続けているところがヒップホップだなと思います。
リード曲の「YES」はライブ初披露のときに聴いて、めちゃくちゃグッときました。リズムが武器のバンドがメロディと歌詞で持っていく感じが最高ですね。音源だとしっとり歌ってますが、ライブだと熱い感じで歌っていてめちゃくちゃ"エモい"です。
あと、ライブといえば、ライブで「閃光」をやるときにピョンピョン飛び跳ねる城戸さんはむちゃくちゃ可愛くて最高です。

それでは、リード曲の「YES」のMVをどうぞ。



(余談というか、私事でアレですが、「YES」をボコーダーでカバーしましたのでそちらもよろしければ。。。)







続いて2枚目はUKOさんの1stアルバム「Saturday boogie holiday」です。
ここ数年の一十三十一さん、G.RINAさんのアーバンでブギーな国内女性シンガー系譜の最高傑作という感じです。トータルディレクションがクニモンド滝口氏という情報が出た時から駄作な訳がないと確信していましたが、期待を大きく超える素晴らしい出来でした。
UKOさんといえば、活動休止中(?)のEspeciaの製作陣の一員として存じ上げていましたが、今作も大半がご自身で作っている曲ということで流石です。

リード曲「Signal」 はEspeciaの楽曲でもよく見られたブラスパートをフィーチャーしたアレンジが最高にかっこいいです。「Wonder Time」 、「W.O.W」 あたりの上げ過ぎない四つ打ちの感じも大好きで、「Sha La Lay」もメロウでアーバンなサックスが最高だし、「タイムトラベラー」はザ・クニモンド滝口印 のアーバンダンスミュージックで最高だし、上げていったらキリがないくらい全曲好きで、これから夏にかけてヘビロテ必至の一枚です。

それでは、リード曲の「Signal」のMVをどうぞ。









 【作品情報】
① CICADA / Loud Colors
■トラックリスト
01. No Border
02. FLAVOR
03. 閃光
04. up to you
05. YES


② UKO /  Saturday boogie holiday

■トラックリスト
01. Signal
02. Wonder Time(Guest Gt.渡辺淳)
03. W.O.W(music:Pellycolo)
04. Sha La Lay(music:カキヒラアイ)
05. SPLENDOR GIRL(Guest Dr.山下賢)
06. タイムトラベラー(music:クニモンド瀧口)
07. マドンナ
08. 東京サタデーライツ
09. マドンナ(Schtein & Longer Remix)
10. 東京サタデーライツ (Sosuke Oikawa Remix) 

2016年4月12日火曜日

KREVAの最高はひとつじゃない2016がめちゃくちゃ良いという話

Twitterでフォローしている方々何名かが東京公演を観に行っていてもれなく絶賛だったというのと、そんなにしょっちゅうやっているものでもないので「行けるなら絶対行っとけ」の精神に則って行ってきました。
ラップを使った音楽劇というものは勿論、所謂演劇やミュージカルといったものも観たことが無く、正直どんな感じなのか全く予想がついていませんでしたが、本当に素晴らしい音楽体験でした。

というわけで、〇〇がめちゃくちゃ良いという話をシリーズ5回目にして初の音源以外の作品はKRVA氏による音楽劇「最高はひとつじゃない 2016」です。
一応再演等もあるかもしれないのでネタバレには配慮して具体的な内容は書かないようにしていきます。



演劇の舞台は初めての鑑賞でしたが、始まってすぐ、KREVA氏、内氏の登場シーンで一気に引き込まれました。お二人が颯爽と登場し舞台に上がる様子を見て、緊張感と気合いが伝わってきてそれだけで胸に来るものがありました。「これは凄いものが始まるぞ」と。

始まってまず驚いたのが女性陣の素晴らしさでした。
小西真奈美さんの歌から始まるんですが、それがまあ良くて良くて。驚きました。
個人的に1番良かったと思ったのは増田有華さんでして、演技も歌もダンスも非常に安定して素晴らしく、存在感がありました。正直、これまであまり存じ上げていなかったので、今後は注目していこうと思います。
大阪公演のみ出演のLittle Glee Monsterの皆さんも素晴らしく、ラップの譜割りでめちゃくちゃ綺麗にハモって歌ったり、声も通っていて普通のラップもうまいし、ラップをするときのの身振り手振りも様になっていてよかったです。

そして音楽の面以外で最高だと思ったのが、劇のストーリーというよりあの空間全体を支配していたブラザートムさんでした。メタな人という設定にして観客を弄ったり煽ったり、アドリブを随所に入れて他の演者さんが苦笑いをしたり笑いをこらえられなくなったり、手を替え品を替えあらゆる方法で全てを巻き込んで、劇中の世界と現実のステージ/観客という世界をスムースに行き来しているのが新鮮で楽しかったです。
職業柄というか、やはりどうしても熊井吾郎氏の働きっぷりも気になりました。私の席からはブースが遠かったのであまり見えず、どこまでご自身でやっているのかがわからなかったのですが、劇中の曲部分の音出し、MPCは勿論、BGMのフェードイン、フェードアウト等すべてやっているとしたらとてつもない作業量だったと思います。 元々のKREVA氏のライブでもかなり凝った細かいことをしてますが、改めて凄いと思いました。



普段ライブを観る時は酒を飲んで踊ってるということもあり、イベントが終わった後は酔いと疲労感とで満足しきってしまう感じになるんですが、今回はアルコールも入れずにずっと座っているだけだったということもあり、鑑賞後は凄いものを観たという興奮とじっとしていられないという気持ちが高まって、余韻に浸りながら無駄に2駅分歩いて帰りました。

私、普段はパリピをやらせていただいているということもあり、音楽については基本的には「イェーイ!音楽最高!」という感じの楽しみ方をしていますが、久しぶりにというか、歌詞とかではなく純粋に音楽表現でここまで心を打たれたのは初めてというくらい音楽のエネルギーの凄さを感じました。音楽表現として新しく衝撃的で、かつ演者の方々のパフォーマンスが本当に素晴らしく、あっという間の3時間でした。

普通の音楽ライブとかでも結構そう思っているんですが、これはそれ以上に、DVD等の映像作品では感じ取れない生のパフォーマンスの良さみたいなものがあり、生で体感してこそその魅力がわかるものだと思いました。再演なのか新作なのかは分かりませんが、次があれば、仮に関西での公演が無かったとしても確実に観に行きます。

何度も言いますが、本当に素晴らしい音楽体験ができて最高でした。ありがとうございました。




 【作品情報】
最高はひとつじゃない2016 SAKURA

2016年4月9日土曜日

三浦大知のCry & Fightがめちゃくちゃ良いという話

サウンド面で完全にネクストレベルな国産フューチャーR&Bの大傑作!これを取り上げないわけにはいきません。というわけで、〇〇がめちゃくちゃ良いという話シリーズ4回目は三浦大知のニューシングル「Cry & Fight」です。

はじめに表題曲の情報が出た際に、UTA氏とSeiho氏の共作ということでかなり期待をしていましたが、実際に聴いてみたら期待を大きく上回るカッコ良さで衝撃を受けました。そして3曲入りでパッケージされたシングルを聴いて他の2曲もむちゃくちゃ格好良くて2016年最強のシングルが生まれてしまったなと。


まず1曲目、表題曲の「Cry & Fight」がすごいことになってます。前述の通り、UTA氏とSeiho氏の共作ということで、期待が高まらない方がおかしいですよね。最初に聴いたのはタマフルのオンエアで、その数日後にYouTubeにMVがアップされてフル尺で聴くことができました。第一印象としては、「完全にネクストレベルなヤバい曲キタ!!!」。
Seihoギャルこと私としては、イントロで鳥の鳴き声や水の音が入っている時点でニヤっとしてしまうんですが、何と言ってもこの曲でヤバいのはLidoを彷彿させる大胆な「間」の作り方ですよね。最後のドロップでのエモみのあるブチ上げ具合とそこから落差をつけて静かに終わるアウトロも絶妙です。Seiho氏の本気をUTA氏がポップスとしてうまくまとめているんだろうなと思います。
最後に言っておきたいのが、この曲は出音がハンパなく、ドラム、ベース、ボーカル、シンセの全て音がバランス良く前に出ていて、クラブで爆音で聴くととんでもない圧を感じそうだなと思いました。世界のD.O.I氏のマジックですね。

というわけで、その「Cry & Fight」のMVです。せっかくなんでDance Editの方で。ダンスもすごく良い!



2曲目の「Yes & No」はベッドスプリング音こそ入ってないものの、BPM的にもキックの置き方的にも完全にジャジークラブが下地になっていて、且つフューチャーベース的な要素もありつつもちゃんとポップスとしてのキャッチーさもあるという、新しいバランス感覚の曲だと思いました。
最後の曲「Forever & Always」は、これぞ正統派フューチャーR&B。コーラスワークが素晴らしいです。トラックもめちゃくちゃシンプルで良いですね。

このシングルの素晴らしいところは、新しいダンスミュージックの要素を取り入れながらもちゃんとポップミュージックとしても機能していているというのを、3曲全てを違うタイプの曲で成り立たせているところだと思います。それでいて3曲通しで違和感なく聴けるし、タイトルが全て「〇〇 & ××」としているところなんかもかなりいいと思います。こういう共通項というか縛りを設けたパッケージング、好きです。

そんなわけで三浦大知の「Cry & Fight」 、「Yes & No」、「Forever & Always」、3曲まとめてオススメです!


 【作品情報】
三浦大知 / Cry & Fight


■トラックリスト
01. Cry & Fight
02. Yes & No
03. Forever & Always

2016年3月19日土曜日

DJ HAMAYAのPaletteがめちゃくちゃ良いという話

前回の記事から少し時間が経ってしまいましたが、〇〇がめちゃくちゃ良いという話シリーズ第3回目は、我らがDJ HAMAYAの1stアルバム「Palette」です。

身内の作品を褒めたり持ち上げたりするのはアレな気もするのでブログで取り上げるかは迷いがありましたが、これまでの他の作品と同じ視点で具体的にどこがどのように好きなのかを説明することによって、このアルバムが本当に素晴らしいグッドミュージックであることが伝わればと思い、書くことにしました。


まずはアルバム全体の話から。イントロやインタールード的なインストトラックを含め合計10曲、約40分のタイトな構成のアルバムです。全体的にゆったりとしたテンポのメロウでスムースなサンプリングのトラックで統一されており、つまり私の好きなアルバムの構成です。何周もリピートできる聴き心地の良さとタイトさ、好きにならない理由がありません。
トラックの面では、どの曲もドラムの音色、質感が素晴らしく、特にスネアの音がちょっと悔しいくらい好みでした。
エンジニアリング的な部分では、音圧を持ち上げ過ぎていないところも全体的なアルバムの温度感とマッチしていて聴きやすく非常に良い思いました。

全曲のトレイラーがYouTubeで上がっているので、未聴であればとりあえずこれをどうぞ。





特に好きな曲は4曲目の「Broiler (please feed me) feat. テークエム」です。身内ゴリ推し感が本当にアレで申し訳ないですが、トラックに関して、先程触れたスネアの音についてはまさにこの曲のことで、4拍目のノイズののったフィンガースナップが最高です。
普段、音楽を聴くにあたってあまり歌詞に比重を置かないんですが、たまにすっと耳に入ってきて歌詞が良いなと思う曲があって、この曲もまさにそういうタイプの曲です。テークエムはフロウとかラップスキル面もさることながらリリシストとしても素晴らしいと思います。
この曲はセルフリミックス版がSoundCloudに上がっているのでそちらをどうぞ。確か、初めてライブで聴いた時はこっちのバージョンだった記憶があります。





その次の曲の「都会の片隅で feat. 三島」も個人的に好きな曲です。トラックの構造が洒落ていて、上ネタのみのイントロを4分の3拍子の曲だと思って聴いているとラップとドラムが入る瞬間から8分の6拍子になり、ニヤっとさせられます。
この曲はワンループだけど構造が特殊だし、他の曲もトラックに結構展開があったりして、随所にトラックメイカーとしての拘りやスキル、センスを感じられて非常に刺激を受けました。
私の主観や身内であることなどを抜きにしても、非常に聴き心地が良い良質なグッドミュージックなので、音楽ファンとして素直にこういう音楽がしっかり評価されて欲しいと思います。


最後に先行で7インチで出ていたこの曲のMVを貼って終わりにします。良い音楽をありがとう、DJ HAMAYA!





 【作品情報】
DJ HAMAYA / Palette

 ■トラックリスト
01. Palette
02. Don't be shy feat. YOUNG FREEZ
03. Time goes on feat. SNEEEZE , ERONE
04. Broiler (please feed me) feat. テークエム
05. 都会の片隅で feat. 三島
06. Catch feat. SharLee & HI-KING a.k.a. TAKASE
07. マナザシ feat. NAGAN SERVER & Meiso
08. A Change Of Scenery
09. Love=Ego feat. TAKUMA THE GREAT
10. So Long feat. Itto

2016年1月31日日曜日

Anderson .PaakのMalibuがめちゃくちゃ良いという話

これが本当に、年始早々いきなり年間ベスト候補のヤバいのが出たなと。

という訳で、〇〇がめちゃくちゃ良いという話シリーズ、第二回目です。

とにかく各地で大絶賛なので、今更Anderson .Paakとは、とか、どんなアルバムかなんて話はあまりする気は無いです。歌もラップもプロディースもできるヤバい人が作った全曲ヤバいアルバムです。以上です。
ここから先は特に私個人の琴線に触れた2曲を私の目線で取り上げます。2曲ともAnderson .Paak本人のトラックでもなく、歌/ラップに一切触れないというのはご愛嬌ということで…


はい。まずその1曲目、アルバム6曲目にあたる「Am I Wrong feat. ScHoolboy Q」。
トラックがまず良いです。 プロデューサーはPomo。来ましたね。Madlib、9th Wonder、Hi-Tekらヒップホップ的にも渋いプロデューサーと並べて、Pomoや別の曲をやっているKaytranadaといった気鋭のビート系のプロデューサーを起用してくるセンス、最高です。
トラックはPomoが得意とするセクシーなエレクトロニカ系の四つ打ちダンスミュージックで、ScHoolboy Qのパートだけテンポが半分になり展開が変わるというオシャレ仕様。で、一番ヤバいのはアウトロで登場するファンキーなホーンです。アウトロが1分強あるんですが、もうずっとホーン鳴りっ放しで最高です。
さりげなくコーラスにOmarionというのも豪華ですね。
ちなみにPomoはHW&W所属のカナダのビートメイカーでサンクラにイケてるリミックスを公開しまくっていたり、2014年には「The Other Day」という最高にかっこいい1stアルバムを出していたりしていて超オススメです。 そういえばPomoのアルバムにKaytranadaも参加してますね。繋がり! 

それでは聴いていただきましょう、Anderson .PaakでAm I Wrong feat. ScHoolboy Qです。どうぞ!






はい、素晴らしいですね。

続いて紹介するのは、アルバム7曲目の「Without You feat. Rapsody」 です。
プロデュースは9th Wonderなんですが、このトラックがある意味アルバムを通して一番衝撃でした。
というのも、元ネタがHiatus Kaiyoteというオーストラリアのバンドの昨年出したアルバム「Choose Your Weapon」に収録されている曲なんですね。で、このアルバムがめちゃくちゃ良くて、昨年の年間ベストに入れるか入れないかで最後まで迷った(末、年末の星野源の駆け込みランクインにより残念ながらベスト10に入らなかった)1枚でした。Hiatus Kaiyoteは展開の仕方が狂っててヤバいんです。そのアルバムの中でもこの曲の元ネタになっている「Molasses」は特に好きだったので、この曲を聴いた瞬間にやられたと思いました。結構アメリカでは良くあるのに日本ではほぼ無い印象ですが、新しめの曲でもガンガンサンプリングしちゃう感じ、クールだなと思います。日本でもここ数年のバンドシーンはかなりブラックミュージック要素を取り入れたりしていて大好きですが、サンプリングするのはなぜかちょっと勇気が入りますよね。

それでは聴いていただきましょう、Hiatus KaiyoteでMolasses、Anderson .PaakでWithout You feat. Rapsody。2曲続けてどうぞ!






 【作品情報】
Anderson .Paak / Malibu

■トラックリスト
01. The Bird [Produced by Anderson .Paak]

02. Heart Don't Stand A Chance [Produced by DJ Khalil]

03. The Waters feat. BJ The Chicago Kid [Produced by Madlib]

04. The Season | Carry Me [Produced by 9th Wonder & Callum Connor]

05. Put Me Thru [Produced by Anderson .Paak]

06. Am I Wrong feat. ScHoolBoy Q [Produced by Pomo]

07. Without You feat. Rapsody [Produced by 9th Wonder]

08. Parking Lot [Produced by Anderson .Paak & Jose Rios]

09. Lite Weight feat. The Free Nationals United Fellowship Choir [Produced by Kaytranada]

10. Room In Here feat. The Game & Sonyae Elise [Produced by LIKE]

11. Water Fall interluuube [Produced by Chris Dave & The Drumheds, Robert Glasper]

12. Your Prime [Produced by DJ Khalil]

13. Come Down [Produced by Hi-Tek]

14. Silicon Valley [Produced by Dem Jointz]

15. Celebrate [Produced by Anderson .Paak & Vicky Farewell]

16. The Dreamer feat. Talib Kweli & Timan Family Choir [Produced by Callum Connor]

2016年1月24日日曜日

LUCKY TAPESのMOONがめちゃくちゃ良いという話

数年前から月毎に良かった作品を挙げていくスタイルのブログを書いたり書かなくなったりしてましたが、今年は「〇〇がめちゃくちゃ良いという話」シリーズと題して不定期でその時良いと思ったものをピックアップして書いていくことにしようかなと思います。


その第一回目。

今回の取り上げるのは昨年1stアルバムをリリースして私の年間ベストランキングにも10位にランクインしたLUCKY TAPES。年始早々3曲入りのシングルをリリースしまして、その3曲が全てめちゃくちゃ良いという話です。


バンドのメンバーとしては4名(ボーカル兼キーボード、ギター、ベース、ドラム)ながら前作からホーン系やストリングス系の楽器を多用していて、ライブでもそれらの楽器を含めた大人数の編成でライブを行っている彼らですが、本作ではむしろそのサポートホーン系やストリングス系の楽器の存在感が強く、ゴージャスさが増しています。前作は圧倒的に軽やかでオシャレで華やかなでしたが、本作は全体的にしっとりオシャレで華やかといった感じです。


1曲目、表題曲の「MOON」はメロウでこれまでになくストリングス要素が強い曲です。2016年の曲でFREE SOULコンピを作るとしたらこの曲は外せないと思います。間奏のストリングスとホーンの高まり、アウトロの込み上げ系ギターソロがクソエモで完全に最高です。ありがとうございます。

2曲目は「パレード」という曲で、この曲もゆったり乗れてグルーヴィーで最高です。ドラムはこの曲が1番好きです。本作では3曲ともコーラスで大比良瑞希さんが参加していて、この曲は大比良さんのコーラスと特に高橋海さんとのハモリが素晴らしいです。大比良さんといえばtofubeatsの「すてきなメゾン feat. 玉城ティナコーラス参加も記憶に新しいところです今年の春に1stアルバムが出るみたいなので楽しみです。
 
3曲目の「体温」は本作では1番ファンクで踊れる、つまり私が1番好きなタイプの曲です。この曲の聴きどころは何と言ってもギターとベースのかっこ良さですね。元々LUCKY TAPESはギターのフレーズとベースラインがめちゃくちゃかっこ良いなというのが第一印象だったので「これ!そう!正解!」と言わずにはいられないです。あとはもう、ホーン隊のファンクネスが炸裂しまくっていて悶絶です。ビールを片手にこの曲を聴きながら一生踊っていたいです。


CDには昨年のワンマンライブのDVDも付いていて、これがまためちゃくちゃ良いです。ステージ上手側にサックス、トランペット、トロンボーンとホーン隊が並んで真ん中にメンバーがいて、下手側にコーラス隊がいる豪華な編成、間違いないです。音源とライブで結構アレンジを変えたりするバンドと、音源に沿ったアレンジのライブをするバンドで言うと、ストリングスがいなかったりという差異はあるもののLUCKY TAPESは後者の印象です。
昨年1回だけライブに行けてそれが最高だったので、今年も機会があれば行きたいです。
(それにしてもトランペットを吹く女性って良いですね。次回の記事は「トランペットを吹く女性がめちゃくちゃ良いという話」にしようかな…)


それでは最後に聴いていただきましょう、LUCKY TAPESでMOONです。どうぞ!









【作品情報】
LUCKY TAPES / MOON

http://www.amazon.co.jp/MOON-LUCKY-TAPES/dp/B017GD1TBC
■トラックリスト
01. MOON
02. パレード
03. 体温

■DVD収録曲
01. 体温
02. Friday Night
03. MOON
04. Gun