SoundCloud

2016年3月19日土曜日

DJ HAMAYAのPaletteがめちゃくちゃ良いという話

前回の記事から少し時間が経ってしまいましたが、〇〇がめちゃくちゃ良いという話シリーズ第3回目は、我らがDJ HAMAYAの1stアルバム「Palette」です。

身内の作品を褒めたり持ち上げたりするのはアレな気もするのでブログで取り上げるかは迷いがありましたが、これまでの他の作品と同じ視点で具体的にどこがどのように好きなのかを説明することによって、このアルバムが本当に素晴らしいグッドミュージックであることが伝わればと思い、書くことにしました。


まずはアルバム全体の話から。イントロやインタールード的なインストトラックを含め合計10曲、約40分のタイトな構成のアルバムです。全体的にゆったりとしたテンポのメロウでスムースなサンプリングのトラックで統一されており、つまり私の好きなアルバムの構成です。何周もリピートできる聴き心地の良さとタイトさ、好きにならない理由がありません。
トラックの面では、どの曲もドラムの音色、質感が素晴らしく、特にスネアの音がちょっと悔しいくらい好みでした。
エンジニアリング的な部分では、音圧を持ち上げ過ぎていないところも全体的なアルバムの温度感とマッチしていて聴きやすく非常に良い思いました。

全曲のトレイラーがYouTubeで上がっているので、未聴であればとりあえずこれをどうぞ。





特に好きな曲は4曲目の「Broiler (please feed me) feat. テークエム」です。身内ゴリ推し感が本当にアレで申し訳ないですが、トラックに関して、先程触れたスネアの音についてはまさにこの曲のことで、4拍目のノイズののったフィンガースナップが最高です。
普段、音楽を聴くにあたってあまり歌詞に比重を置かないんですが、たまにすっと耳に入ってきて歌詞が良いなと思う曲があって、この曲もまさにそういうタイプの曲です。テークエムはフロウとかラップスキル面もさることながらリリシストとしても素晴らしいと思います。
この曲はセルフリミックス版がSoundCloudに上がっているのでそちらをどうぞ。確か、初めてライブで聴いた時はこっちのバージョンだった記憶があります。





その次の曲の「都会の片隅で feat. 三島」も個人的に好きな曲です。トラックの構造が洒落ていて、上ネタのみのイントロを4分の3拍子の曲だと思って聴いているとラップとドラムが入る瞬間から8分の6拍子になり、ニヤっとさせられます。
この曲はワンループだけど構造が特殊だし、他の曲もトラックに結構展開があったりして、随所にトラックメイカーとしての拘りやスキル、センスを感じられて非常に刺激を受けました。
私の主観や身内であることなどを抜きにしても、非常に聴き心地が良い良質なグッドミュージックなので、音楽ファンとして素直にこういう音楽がしっかり評価されて欲しいと思います。


最後に先行で7インチで出ていたこの曲のMVを貼って終わりにします。良い音楽をありがとう、DJ HAMAYA!





 【作品情報】
DJ HAMAYA / Palette

 ■トラックリスト
01. Palette
02. Don't be shy feat. YOUNG FREEZ
03. Time goes on feat. SNEEEZE , ERONE
04. Broiler (please feed me) feat. テークエム
05. 都会の片隅で feat. 三島
06. Catch feat. SharLee & HI-KING a.k.a. TAKASE
07. マナザシ feat. NAGAN SERVER & Meiso
08. A Change Of Scenery
09. Love=Ego feat. TAKUMA THE GREAT
10. So Long feat. Itto